小さく始める起業のルール（ランチェスター経営）

小さく始める起業のルール

ランチェスター経営戦略

１、定石を覚えると早く実力が高まる

囲碁や将棋をする人が本気で初段以上になりたいときは、たとえ面倒では
あっても時間をかけて、定石や手筋と呼ばれるものを１つ１つ覚えて
いかなければなりません。

その後これを実践に使い、状況の違いで変わる使い方をマスターしていくと、
確実に実力が高まって有段者になれるのです。

しかし実際を見ると多くの人はこうした基礎の研究をせず、
「勝った、負けた」、「取った、取られた」と目先の勝ち負けに一喜一憂している
ので、囲碁や将棋を５年しても７年しても実力はさっぱり上がらず、いいところ
５級か４級で成長が止まってしまいます。

こういう人が有段者と打てば、みじめなほど打ち負かされてしまいます。

２、経営にもルールや手筋がある

これは経営についても同じことが当てはまります。

自分で経営を始めて成功するには、たとえ面倒であっても、経営の定石や
手筋に当たるものをきちんと研究しておかなければなりません。

まず１番目は、利益性の善し悪しが根本的に決まる利益性の原則になります。

２番目は、経営を構成する大事な要因をマスターすることになります。
大事な要因は８項目あります。

　1.　お客を作るとき、必ず必要になる商品や有料のサービスは何を
　中心にするか、商品決定のルール。　
　2.　どこの地域を中心にするか、地域決定のルール。
　3.　誰をお客の中心にするか、客層決定のルール。
　4.　この３つに対して実際にお客を作る、営業方法のルール。
　5.　一度作ったお客を守っていく、顧客維持のルール。
　6.　何人もの人を採用するときは役割分担と教育、それに賃金制度などの、
　　　組織のルール。
　7.　経営を始めるときに多くの資金がいるときは、資金の調達と配分の
　　　ルール、　さらに簿記会計のルール。
　8.　１日何時間仕事をするか、１年間に何千時間仕事をするかの時間ルール。

３番目は、競争条件が特別有利な「１位の会社だけ」が使える強者の戦略と、
これ以外の会社が使わなければならない弱者の戦略になります。

この二つは全く逆さまのアベコベになっています。

99.5％の会社は弱者の戦略で経営をすべきで、今から経営をしようとする
人は「番外弱者」になりますから、より熱心に弱者の戦略を研究しないと、
すぐ空中分解してしまいます。

３、経営のルールを守る人は失敗が少ない

ここまで説明したように、まず利益性の原則に従い、次に弱者の戦略ルールに
従って商品や営業地域、それに誰をお客にするかの３つに対して、自分の
性格と経験に合った目標を定めます。

次は、弱者の戦略ルールによる「営業方法」を決めます。
こうしたあと力強く実行に移ると、起業したものが早く軌道に乗るのです。

４、経営のルールを無視すると必ず失敗する

ところがこうした基本的な原則をきちんと研究するのは面倒だと言って
研究せず、目先の金儲けばかり考えて経営をする人がとても多くいます。

これでは実力が低いままですから、経営を始めるとすぐ先発の強い同業者に
打ち負かされ、あえなく失敗します。

囲碁や将棋なら負けてもたいしたことはありませんが、経営に失敗すると、
少ない人で数百万、少し多い人は数千万の損をしてしまいます。

国家全体で見ると、経営の失敗から生じた損失は「富の循環作用」の役目を
持っているので悪くはないでしょうが、大金を失った人の生活はガタガタに
なるはずです。

５、経営の損害保険と考えて

こうなるのを防ぐため、６ヶ月をかけて作ったのが弱者の戦略ルールを
ベースにした

　「小さく始める起業のルール」のＣＤです。

これは利益性の原則を初めとして、戦略と戦術の違い、ランチェスター法則の
原理、強者の戦略と弱者の戦略の違いなどを、フルラインでまとめています。

内容は３０代のビジネスマンに焦点を当てているので、とても解りやすく
なっています。

将来自分で経営を始めてみたいと考えている人は、経営の損害保険と考えて
早めに研究して下さい。

聞くだけで経営のやり方がつかめ、聞くだけでランチェスター戦略が
理解できます。

詳しくは下記をご覧下さい。

「小さく始める起業のルール」CD版６巻（7時間5分）テキスト付

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