消費者の「後ろめたさ」を販売に結びつけるには?

潜在意識の活用法

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■このコラムでは、日常生活や新聞・雑誌などで目にした「お客さま発想な商品やサービス」の事例を取り上げ、その企業の担当者になったつもりで想像し、その商品のコンセプトを作るまでの「仮説の目の付け所」や「マーケティング調査の活用方法」を皆さまにご紹介しています。

◎得するポイント!⇒ 他業界の事例でも「関係ない」とお考えにならず、「自社に応用できるところはないか?」という視点で、何かのヒントにしていただけると幸いです。

●今回のお客さま発想事例 ⇒ 「消費者の「後ろめたさ」を販売に結びつけるには?」

こんにちは! マーケティング イノベーションの鈴木規子です。

◆マーケティングとは突き詰めると「人の気持ちに寄り添うこと」ともいえます。

例えば消費税が5%になって消費者が怒っていたとき、その気持ちに呼応して「消費税5%還元セール」を打ち出すなど。この販促策は非常に当たりましたね。この場合は大きな世相の意識を捉えたものですが、自社のターゲットという特定の人たちについても同じです。

今回は「後ろめたさという気持ち」をうまく捉えた事例です。

◆今回のご紹介記事:

 ペットボトルの消費に後ろめたさを感じる女性は約五割。


水の宅配会社「アクアクララ」が実施した「現代人と水に関する意識調査」でこんな結果が出た。ペットボトルのごみを減らすべきだと考える人も八割近くに達し、同社は「異常気象の多さが肌で感じられる中で、ごみ問題など環境への意識が高まっているのでは?」としている。(07年7月21日 奈良新聞)


---記事抜粋はここまで---

調査方法が「インターネット調査」で、調査対象が「東京、埼玉、千葉、神奈川の20−59歳の女性412人」ということですので、多少日本の平均値よりも環境に関する意識が高めに出ている可能性がありますが、それを割り引いても参考になりそうなデータです。

記事の中から、参考になりそうな調査結果を3つ抜粋しました↓。


■1.容器のペットボトルの消費に後ろめたい気分を感じますか?

そう思う(14.6%) 
ややそう思う(33.5%)
どちらともいえない(29.4%)
ややそう思わない(13.3%)
そう思わない(9.2%)

■2.「ミネラルウォーターを以前に飲用していたが、現在中止している」のは  30.3%。

■3.中止の理由は?
・わざわざ買うのが面倒(59.2%)
・値段が高い(46.4%)
・容器のごみが出る(25.6%)


●このような調査結果から、今回の主題「後ろめたさの解消は売れるポイント」にどう繋がるか?ですが、それは


水・ペットボトルの調査だが、底辺に流れる消費者意識を拾って自社に応用する」ということです。


私が今回注目したのは、「ゴミを出すことへの後ろめたさ・抵抗感」といった意識です(以前は潜在意識でしたが、現在は顕在意識化している人の割合が高くなっているのではないでしょうか?)。


そういった「消費者がゴミを少なくしたいという欲求をサポートする」という考え方を基本に持っておくと、自社の商品・サービスに応用できると思われます。
たとえば「中身を詰め替え式にする」「スーパーバッグや紙袋に入れない」「かさばらない包装にする」「ゴミの分別がしやすいようにする」「土に埋めておくと分解される」などですが、重要なのはそれをきちんとアピールすることです(「ゴミをできるだけ少なくするよう、詰め替え式にしています」など)。


●もうひとつの例として、先月実施した主婦を対象にしたサービス開発のアンケートでは、


「家のお掃除サービスを利用したいのだが、後ろめたくて利用できない」という潜在意識を調査から発見しました。


これは非常に重要なポイントで、それではこの結果を「どんなサービスにしたらよいのか?」を考え、企画提案したのですが、このようにそれぞれの企業によって後ろめたさのポイントが違いますので、きめ細かく調査することで、売上アップにつながるポイントがわかります。


では御社の場合は「どのような調査をすればよいのか?」といった課題設定からもご相談をお受けしていますので、アンケートについてのご相談はBサービス(アンケート調査+売上げアップに役立つ調査結果分析提案書)のページをご覧のうえ、資料請求をしてみてください。


「アンケート用紙の作り方がわからない」「アンケート用紙だけ作成してほしい」といったご要望にはAサービス(アンケート調査用紙作成の代行サービス「使えるアンケート!」)のページをご覧のうえ、資料請求をしてみてください。

 

アンケートはさまざまなシーンで活用されていますが、「なぜアンケートをうまく使うと売り上げが伸びるのか?」を知りたい方はこちら(TOPページ)をご覧ください。

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はじめまして。株式会社マーケティングイノベーションの鈴木規子と申します。このたびは「アンケート調査代行サービス」の資料請求ありがとうございました。早急に御社の調査課題解決のご参考になるような情報も付加して、資料をお送りさせていただきたいと存じます。今後とも宜しくお願いいたします。株式会社マーケテ …

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◆当社代表 鈴木規子のプロフィール: ●マーケティング会社、シンクタンク、広告代理店にて20余年にわたり、100案件以上の上場企業のマーケティング調査と課題解決提案プロジェクトに携わる。 ●中小企業ではマーケティングが活用され …

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