ロケーション　〜どこになにがある？〜 【経営MAGAZINE】

ロケーションの空きを埋める方法はこちらで紹介するとして、今回は固定ロケーションの効率化のご紹介です。

固定ロケーションの強みは作業者の“慣れ”が作業を早くすることです。

固定ロケーションはいつでも同じ商品が同じロケーションに格納されているため、作業者がそれを覚えてしまうとオーダーを見ただけで考えずにその場所に行ってピッキングができます。

さらに、作業効率を高めるために担当エリア性、品番順、大きさ順ロケ、箱詰めのしやすさで並べ替えたりするとより効率が上がります。

特に、大物であったり重量があるものはロケーションで覚えるよりも目で見て覚えられるため効率が上がります。

その反面、売上や生産量がよく変動して在庫の増減が大きい場合は、棚が空いてしまったり、逆に不足したりして柔軟性が乏しくなります。

また、商品のモデルチェンジや入れ替えが頻繁にある場合は、その入れ替え作業が負担となる点が短所です。

そして、場所が空いていても他のアイテムは置けない事、積み増し入庫のためにスペースを確保しなければならないため、保管効率(充填率)はフリーロケーションと比べて劣ります。

すごく改善〜WMS導入編〜

こちらでは物流システムを導入したロケーション作りの紹介です。

・フリーロケーション化

フリーロケーションとは、アイテムごとに保管場所が決まっていない方法　　つまり、空いている場所(ロケーション)に自由に保管していく運用方法です。

入庫商品の保管位置は事前に決まっていないので、一つのアイテムでもロットが違えば、複数ロケーションで登録します。

⇒日付管理(賞味期限管理)・ロット管理が明確になります。

ロケーションの空いている所から順番にアイテムを入れていくので、開きスペースを作りません。

⇒保管効率(充填率)を高め、歩行数を減らします。

在庫量変動が大きいアパレル業界など季節変動の大きい業合や食品などの期間保管が要求されているアイテムに向いています。

フリーロケーションを実現するためには、システム(ＷＭＳ)での管理は必須になりますが、保管効率、ロット管理がしっかりできる事が倉庫の価値を高めます。

ロケーションの使い分けも可能なウエアハウス

株式会社オフィス　エフエイ・コム