いまさら聞けない物流用語?トレーサビリティ 【経営MAGAZINE】

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トレーサビリティは、食品などによく使われ生産から流通、販売までその情報を追跡できることを意味します。

また、トレーサビリティシステムには、

「トレースバックシステム」商品不良があったときに、どの原材料を使ったかを追いかける機能と、

「トレースフォワードシステム」原材料を使ってどのロットの商品がどこにあるのかを追跡する機能の２つから構成されています。

トレーサビリティは食品だけではない！

「トレーサビリティ」という言葉が近年頻繁に使われるようになりましたが、牛肉など食品でのトレーサビリティが注目されています。

しかし、「トレーサビリティ」が必要な業種は、食品だけではありません。

今後、導入されそうな業界は「化粧品(コスメ)・医薬品」です。

今年6月から施行された改正薬事法の施行により、医薬品や化粧品でもトレーサビリティの重要性がますます高くなったのです。

特に、化粧品については、トレーサビリティが必須です。製品の使用にあたって、何か問題があった場合、直ちにロットごとの使用記録や製造記録を調査し、速やかに製品を回収するなど、問題拡大の防止措置をとることが求められています。

その際に倉庫側では、どのロットの製品が、いつ、誰に、いくつ発送されたのかを荷主に提出しなければなりません。

対応の早さ、正確さが企業のイメージを大きく左右します。ですから、ここ最近化粧品を扱っている荷主は、倉庫を選ぶ際トレーサビリティシステムの有無については神経質になっています。

こうして見るとトレーサビリティは、薬事法への対応という観点だけでなく、リスク管理という観点から見ても、きわめて重要なことが分かります。

昨今のBSE問題における食品業界の取り組みを見ても明らかなように、製品の安全性管理の一環としてトレーサビリティのシステムを取り入れることは企業の信用力・ブランド・企業価値を守ることになります。

ところが、現状の３PL業者の倉庫にはそれほどトレーサビリティのシステムは導入されていないため、化粧品メーカーや化粧品通販業者は倉庫委託ができずにいます。

ですから、倉庫業者様にとってトレーサビリティシステムがあることは、営業面で大きなアドバンテージになります。

企業規模拡大のためにも、トレースシステムの導入をお考え下さい。

トレーサビリティもできるウエアハウス

株式会社オフィス　エフエイ・コム

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