■お客様との繋がりを深める方法とは?

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今日は、「みやざき中央新聞」について書かせていただきます。
みやざき中央新聞とは、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞などの一般的な新聞ではありません。
様々な講演会を取材して、面白かった話、感動した話、心温まった話、ためになった話だけを掲載している新聞です。
ですから、文化面も、社会面も、スポーツ面も、テレビ番組もありません。


このように、とてもユニークな新聞ですが、全国に多くの読者がいるのです。
その証拠に、私も愛読者の一人です。


みやざき中央新聞の編集長は、水谷謹人(みずたに・もりひと)さんです。
みやざき中央新聞の目玉は、水谷編集長の社説です。
この社説は、日本一心を揺るがすの社説と呼ばれており、「日本一心を揺るがす新聞の社説」という著書もあるくらいです。
さて、みやざき中央新聞を発行する「株式会社宮崎中央新聞社」の経営指針は、「〜楽しんで笑顔の未来を広げよう〜」です。


具体的には・・・、


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1.私たちは“みやざき中央新聞”の発行や出版、講演会を通して希望の種を育み広げていきます
2.私たちは、これらの活動を通して読者の皆さまとの繋がりを深めていきます
3.私たちは、絶えず努力して仕事に対する感性を磨いていきま
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この中でも私が注目しているのは、他の新聞社が力を入れていない2番目の「私たちは、これらの活動を通して読者の皆さまとの繋がりを深めていきます」という項目です。
みやざき中央新聞は、週1回の発行です。
試読というシステムがあって、1ヶ月分を無料で購読することができます。
そして、気に入れば定期購読する仕組みになっています。


私もこの試読をさせていただいてから、定期購読を申し込みました。
試読期間の1ヶ月の間、みやざき中央新聞からは、試読申し込みの礼状などが届きました。
ちゃんと担当者の署名もありました。
また、最後の試読誌が届いた後は、申し込み書などが送られてきました。
わずか1ヶ月の間に、7〜8回のコミュニケーションがありました。
私は、様々な通販を研究してきましたが、これほどコミュニケーション頻度高いのは初めてです。


申し込んだ後には、礼状が届きました。
礼状には、「この度はご購読ありがとうございます」と書いてあり、スタッフ全員の集合写真と名前、そして、スタッフ一人ひとりの手書きのメッセージが書いてあります。
私はこれを見て、経営指針の二番目である「私たちは、これらの活動を通して読者の皆さまとの繋がりを深めていきます」ということが腑に落ちました。
新聞社で、スタッフの顔出しをしているところなどありません。


また、読者との繋がりを深めるためには、顔と名前くらいは明かすのが当然です。
顔と名前も明かさずして、読者との繋がりはあり得ません。
まずは、自己開示からですね。

私はここに、経営指針を本気で実現しようとするみやざき中央新聞の覚悟を感じたのです。


余談ではありますが、今後、特に中小零細企業はスタッフの顔と名前を明かし、お客様とのコミュニケーションを深めるべきだと感じています。


さて、それから3ヵ月後、みやざき中央新聞から往復ハガキが届きました。
手書きでこのようなことが書いてありました。
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赤とんぼの姿を見るにつけ、訪れた秋気を感じる今日この頃です。
お申し込みをいただいて、3ヶ月が過ぎました。
ご愛読いただき、本当にありがとうございます。
みやざき中央新聞が、皆様の生活にとけこみ、お役に立っていることを願っております。
弊社では、読者の皆様の“熱い想い”に少しでもお応えしていこうと思っております。
ご意見・ご感想など、どしどしお寄せください!
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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読者の意見や感動を求めるハガキです。
さらに、「お友達をご紹介ください」とも書いてあり、名前と住所を記入する欄があります。
そして、やはりスタッフ全員の集合写真が掲載されていました。

みやざき中央新聞
 
やはり、自己開示は相手に強烈な親近感を感じさせることができます。
まるで、文面が人格を持っているような錯覚さえ覚えてしまいます。
また、顔の掲載されているものは、捨てられ難いと言われますが、本当にその通りです。
 
 

ビジネスコラム提供者情報

  • コンサルタント:営業
  • 株式会社リンケージM.Iコンサルティング
  • 新潟県新潟市東区大形本町3-1-38-608

【代表取締役・長谷川博之(はせがわ・ひろゆき)プロフィール】 新潟県三条市生まれ、新潟市在住。 高校卒業後、ジャズミュージシャンを目指し上京。その後、広告代理店、量販店などの勤務して、2001年に独立。 新潟県新潟市を中心に …

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