最近、この手の仕事が多くなっています。
理由もわかります。数値計画を作ったのは私なので、その理由書を添付して欲しいということでしょう。
ただし、私個人が作成できるのは、営業利益ベースまで、そこから先は
諸事情があると思いますので、私がいじることができません。
特に銀行はキャッシュの動きを見たいのだと思います。
売上や営業利益よりもフリーキャッシュが毎年どれだけ発生させる計画になっているのかをチェックされたいのだと思います。
このフリーキャッシュフローを生む方策はいろいろあると思いますが、売上を伸ばす計画を作っても実は絵に描いた餅です。売上は予測にしかすぎません。どう変化するかだれも言い当てることはできないでしょう。
「頑張ります」といっても誰も信じてくれません。
銀行担当者の方は、この言葉はもう聞き飽きているのではないでしょうか?
私も売上は信じません。自分で作っておきながら失礼かもしれませんが、これが現実です。
実は、どこを一番チェックされるかと言いますと固定費の削減です。固定費の削減は確実にフリーキャッシュを生みます。一度削減すると、理由がないと再度復活することもないでしょう。だからここにチェックが入ります。
銀行へ提出する経営計画書で大事なのは、固定費の削減計画と実行状況です。これが明確になっていて、実践できていることです。他の数値は、予測にしか過ぎないからです。
再生をしている企業なら尚更、固定費の削減が急務であり、骨子です。
それができる企業であるかどうかを判断されます。
固定費の中でも人員計画。
おそらく焦点はそこに絞られるでしょう。どういうような人員計画で、今後の売上を達成させるのか?
頭の痛いところですが、メスを入れて行かないと今までと同じです。利益化が難しくなってしまいます。
今後ますますこのような依頼が増えて来そうな予感がします。
銀行の立場に立って書いてみることをおすすめします。そうすると、何かしら見えてくると思います。
もう自分の願望だけでは通用しない時代です。
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ビジネスコラム提供者情報

- コンサルタント:経営
- 株式会社 武内コンサルティング
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大学を卒業後、経営コンサルタントで知られる船井総合研究所で 17年間お世話になり、平成19年10月1日より独立・開業いたしました。 事業内容・行動内容は、中小企業様・個人店様対象の現場密着型の コテコテ経営コンサルタントです。 独立 …
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