トラッキングストックとは

特定の事業部門の業績にリンクした株式。

例えば高成長が期待できる事業を行っているが本業は低成長である企業が分社化など組織形態を変えることなく、当該事業部門の支配権を維持したまま資金調達を行うケースなどに発行される。一方トラッキングストックを購入する投資家には、同社の当該事業に限定して投資を行う機会を提供する。

普通株式にある配当・議決権・残余財産分配請求権などと異なり、発行ケースにより様々な条件が設定される。基本的にはトラッキングストックとして発行された事業の業績に基づいて配当が支払われ、議決権については、普通株式の議決権を基準として、企業全体の時価総額に占める同事業部門の時価総額の割合に応じて変動させるなどの形がとられる。

日本では、2001年ソニーがインターネット接続サービスなどをおこなうソニーコミュニケーションネットワークを対象にしている例がある。

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