株式分割とは

1株をいくつかに分割し、発行済みの株式数を増やすこと。例えば、1株を2株に分割すると、その株式を保有していた人の持ち株数は自動的に2倍になる。1000株保有していれば2000株になる。しかし、株数は2倍になるが、それに応じて資産価値も2倍になるかというと、そうではない。理論上、1株の価値は半分になるため、資産価値は分割前後でイコールとなる。また1株当たりの配当を据え置いたままだと、株主にとっては増配と同じ意味を持つ。

2001年10月施行の改正商法では、分割後の1単位あたりの純資産が5万円を下回ってはならないという規制が撤廃され、株式分割がより容易になった。株式分割をおこなうと、株数が増えることで流動性が高まり、投資家の裾野が広がるものと期待されている。また、株式分割をおこなう会社は、成長力があって株価が高い会社が多いとされ人気化するケースもある。

原則として、株式分割は取締役会の決議で行うことができる。

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