当座比率とは
短期の負債に対する企業の支払い能力を見るための指標。企業の財務の安全性を見る指標である。
当座比率=当座資産÷流動負債
同じ短期の負債に対する企業の支払い能力をみる指標として流動比率がある。流動比率は、流動資産を用いて算出する。流動資産には商品・製品・半製品・仕掛品などの棚卸資産が含まれている。企業の支払いを考えた場合には、資金化されている、あるいは素早く資金化することができる資産である必要があり、棚卸資産は十分ではない。
当座比率は、資金化を考えた場合の十分な資産をもった上での数字として算出される。流動資産の一部である当座資産は、貸借対照表上、「現金・預金」・「受取手形」・「売掛金」・「(一時所有の)有価証券」を足した値を指す。場合によっては、この値から貸倒引当金を差し引いた値を用いることもある。
一般に、当座比率は100%以上が望ましいとされている。
例:A社の当座比率を算出する
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