マーケットメイク制度とは

1998年12月より、株式店頭市場の流動性向上の方策の一環として、日本証券業協会においてマーケットメイク制度が導入された。2004年12月に、ジャスダック証券取引所が創設された以降も、同取引所の売買制度の一つとして採用されている。

マーケット・メイク制度においては、マーケット・メイカーである証券会社が常時、売り買いに応じる値段と数量(気配)を提示し、当該気配に合致した注文については必ず投資家からの売買注文に応じる義務を負っているため、注文値段さえ見合っていれば必ず売買を成立させることができる。また、ジャスダック証券取引所のマーケット・メイク制度においては、複数のマーケット・メイカー間の競争を促進することで価格の公正性を保つ目的で、最良気配(投資家にとって最も有利な値段の気配)を提示したマーケット・メイカーのみが売買できる方式がとられている。

ジャスダック証券取引所のマーケット・メイク銘柄に指定されるためには、4社以上の証券会社がマーケットメイカーとして届出をおこなうことが必要となっている。

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