概算要求基準とは

日本において、概算要求基準(がいさんようきゅうきじゅん)は、国の予算予算編成|予算編成に先立って財務省 (日本)|財務省が各省庁に示す予算方針である。シーリングともよばれる。歳出の無制限な増大を抑制するほか、国の重点投資項目を内外に示す意義も持つ。

年度の予算編成にあたっては、前年度の夏から秋頃までに各省庁が必要な予算額を財務省に示す。これが概算要求である。これを財務省の主計局がとりまとめて財務原案と呼ばれる予算の原案を作成するという手順になる。

概算要求基準は、この概算要求の上限をあらかじめ財務省が設定して各省庁に通知するものであり、英語で天井・限度を意味するシーリングと称される。この数字は経済財政諮問会議で議論された上で閣議了解されることで決定される。

概算要求基準が導入されたのは1980年代である。国の財政赤字が顕著になり始めた時期であり、各省庁の過大な要求を抑えて歳出を削減する必要性から導入された。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 GNU Free Documentation License.

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