ビジネス用語・経営用語の用語辞典

連結財務諸表（れんけつざいむしょひょう）とは、企業集団をひとつの単位として作成される財務諸表である。

== 概要 ==
連結貸借対照表、連結損益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュフロー計算書により構成される。
形式的ないし実質的に支配従属関係を有する複数の法人によって構成される企業集団を、一つの企業集団とみなして作成される。
これによって、企業の大規模化や分社化が進む中で企業集団の実態を把握できることができる。
それに加えて、会計ビッグバン以前の日本では個別財務諸表を中心にが開示されていたため、親会社による子会社への押し込み販売や負債の付替え等の粉飾類似行為がおこなわれていた。
そこで、個々の企業の財務諸表を一つにまとめて、企業グループとしての財政状態及び経営成績を把握することによって防ぐことが目的となり、投資家に対して有益な情報を提供できると考えられる。


== 特徴 ==
連結財務諸表には独自の勘定科目が存在する。具体的には少数株主持分や為替換算調整勘定などが挙げられる。

出典：フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 GNU Free Documentation License.

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