フリーライダー(英:free rider)《ただ乗りする人》は、(1)必要なコストを負担せず利益だけを受ける人(2)不労所得者を意味する。
経済学では、ことに<!--純粋-->公共財のように<!--非競合性かつ-->非排除性があるサービスについて、便益は享受しているのに対価(供給のための費用)を支払わない者を指す用語である。
==概要==
一般に、物財やサービスは、対価を支払ったものだけが便益を受けられる(排除性)。しかし、他の経済主体に有利に働く正の外部性を有する財のなかには、公共財や情報財(例:ウィキペディア)のような排除性を有しない<!--(非排除性をもつ)-->財がある。
たとえば<!--、追加的な利用者が他の利用者の便益を減少させることのない非競合性 を有する公共財の中には、非排除性をも有する純粋公共財がある。このような-->純粋公共財である消火活動や治安・国防などは、対象になる利用者を限定することが難しい(非排除性)。誰かが費用を負担してサービスを供給すれば、負担していない人も便益を受けられる。結果として、供給のための費用を負担する誘引は働かず、みながただ乗りをしようとするようになる。
そのため、市場経済に任せた場合、これらの正の外部性を伴うサービスの供給が著しく過少になるという問題が生じる。しかしながら、必要不可欠なサービスである。そこで租税により、便益に関わらず広く負担を募り、公共サービスを提供し社会的需要を満たす。これらのサービスを提供するのは、租税によって活動する公共性の高い主体(政府や地方自治体)である。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 GNU Free Documentation License.
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