ワーキングプアとは
ワーキング プア(working poor)は、正社員並みに、あるいは正社員としてフルタイムで働いても、ギリギリの生活さえ維持が困難、もしくは生活保護の水準以下の収入しか得られない就労者の社会層のことである。
直訳では「働く貧者」だが、働く貧困層と解釈される。
これまでに見られた典型的な失業者をはじめとする貧困層とは異なり、先進国で見られる新しい種類の貧困として近年問題視されている。
ここでは、特に断り書きがない限り、日本での事例について述べる。
== 定義について補足 ==
ジャーナリズムから出た用語であるため、学術的な定義があるわけではない。政府としても明確な定義づけを行っていない。福田康夫 内閣総理大臣は
:「いわゆるワーキングプアについては、その範囲、定義に関してさまざまな議論があり、現在のところ、我が国では確立した概念はないものと承知しております。」
:「これまでに、いわゆるワーキングプアと指摘された方々は、フリーター等の非正規雇用、母子世帯、生活保護世帯等でございまして、このような方々の状況については、既存の統計等によりましてその把握に努める」
と第168回通常国会本会議(2007年10月4日)で答えている。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 GNU Free Documentation License.
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