継続することの大切さ

あきらめるともとに戻るだけではない

最近、過去5年程度前にコストダウンのための指導を進めた会社3社を訪問いたしました。

いずれの会社も、自動車や家電製品のように大量に製品を作っている会社ではなく、設備機械を作っている会社です。

したがって、生産量は少なく、1台の機械に使われる部品点数が非常に多い製品になります。

この3社では、コストダウンのためにコスト基準を作成し、調達品のコストダウンを指導いたしました。

これらの会社のその後を確認させていただくために訪問しました。

その一社では、コスト基準をフルに活用して、現在製品開発段階での製品コストの評価に使い、コスト競争力のある製品作りや資材調達の方針の検討などを行っていました。

つまり、その会社独自のコスト基準として、しっかりと定着していました。

これに対して、もっとも残念だった会社では、コスト基準は使わず、現状の価格に相見積もりを加えただけで、調達品のコストダウンを進めています。

3社ともに指導が終了した段階では、大幅なコストダウンを達成することができました。

また、前述の中の後者の会社では、協力会社の不足もあったため、私の方で取引先の紹介をし、優れた技術を持つ会社を紹介したことによって、さらにコストダウンを加速することができました。

このような経緯もあって、現在もコスト基準を活用しているだろうと思っていましたので、非常に残念でした。

そして、その理由を確認させていただいたのですが、もっとも基本的な部分で活用しなくなってしまっていたのに驚きました。

それは、コスト基準によって部品のコストを見積もっていたのですが、受注生産で同じ機械を二度作ることが無いこと、機械に使われる部品点数が多いことなどから、コストを査定する担当者の作業量が膨大になってしまったというのです。

さらに、この会社では、大きな問題の一つに製品の組立は、社内で進めているのですが、部品の加工はすべて協力会社に依存しているということがあります。

これは、コスト査定をする担当が、加工現場を知る機会を減らし、創造で作り方を考え、コスト評価をするようになったため、コスト基準が使えないと思うようになったのです。

これらの課題は、指導しているときに注意を促した項目でした。

そしてもっとも重要なことが忘れ去られていくのです。

それは、コスト意識なのです。

大変だからやらない、できないという否定的な行動がでてくるようになって、現状に流されていったのです。

会社の第一の目的は、利益の獲得にあり、そのために売上高のアップとコストの削減という両輪を回していかなければならないのですが、その一方の車輪を回すことを止めてしまったのです。

経営トップや幹部の方々が、もっとコスト削減の重要性を認識すべきであると強く感じざる得ませんでした。

そして、この会社では、大手企業が現在進めている原価企画や設計段階のコストダウンに進んでいくことはないでしょうし、進めようとすればまたコスト基準を持つことからやり直さなければならなくなります。

つまり、大変だから止めるのではなく、継続することによってさらなる多きな展開をできることを忘れてはならないと思います。

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製品のコストダウンをどのように進めたらよいのか企業の第一の目的は、利益の獲得にあります。その経営活動は、結果として数字で表れされます。企業が、維持存続し、成長していくためには、この数字のからくりを理解し、経済性を高めることが大切です。それは、ただ数字を眺めているだけでは分かりません。やはり、経営活 …

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