【変化を読むマーケティング力】次に何が来るかよりも下がる時を見極める（株式会社　武内コンサルティング）

【変化を読むマーケティング力】次に何が来るかよりも下がる時を見極める

【変化を読むマーケティング力】次に何が来るかよりも下がる時 …

「次は何が来ると思われますか？」という質問が多いです。

でもそれは私にはわかりません。

それよりも気になるのは、今売れている商品のピークがいつなのかということです。永遠に右肩上がりで売れ続けるということは稀です。ほとんどないと思って良いくらいです。

プロは、このピークを見極めるのが上手な方です。いつピークを迎えるのか、市場の小さな変化からそれを読み取られます。少しでも下がる傾向が見られた時にどのように動くのか、前もって想定されています。

継続して力を入れて行くのか、または縮小させて行くのか腕の見せ所です。市場が小さくなって行く場合、他社の撤退・縮小も考えられます。あえてその市場占有率を上げるために、強化するという方法もあります。一人勝ち状態に持って行くためです。

一方、市場に合わせて縮小させるという方法もあります。無理をせず、常に市場に合わせる。少しでも変化を感じたら、縮小を始めるといった感じです。

下がる気配は、データでも勘でも良いです。いままでの違うと感じた時に対策を打つ必要があります。

それと大事なのは、下がった時に対処法を考えるのではなく、あらかじめ対応策を考えておくことです。

だから次に何が売れるかよりも、ピークはいつなのかを見極めることが大事です。この見極めを誤るとロスや在庫が発生します。店としては負担が重く圧し掛かります。

・特売に入れても昔のような反響がない

・商品回転率が悪くなっている

・商品の補充回数、補充量が少なくなっている

・問屋、卸売からまとめ買いの提案がある

・関連商品などの提案をしても効果がない

・試食、試飲などを行っても反響が鈍い

・お客様の1回当たりの購入数が減って来ている

などなど、兆候は色々あると思います。

それを見極めて下さい。次何が当たるかを考えるもの良いですが、商売では下げる時を見極めることが大切です。

利益を出す店とは、このことができている店です。

経験と勘を磨いて、ピークを予測できる力を養うことが大事なような気がします。

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