【商品案内のための営業戦略】自社企画の説明会＆セミナーはどうすればできますか？ 【経営MAGAZINE】

大手企業しかできないという訳ではないです。ただしいくつかポイントを抑えておく必要があります。

１．商品・サービス

まず自信があり、他社と圧倒的に差別化している商品・サービスのあることが前提条件となります。新しい商品・サービスがないのに説明会やセミナーを行っても反響はないでしょう。絶対にこの商品・サービスは自社にしかできないというものを作ることです。逆に、クライアントに反響の高い商品・サービスをぶつけるのも面白いと思います。

２．外部講師の依頼

社長や自社の社員が説明するだけでは、聞く方にとってはあまり面白くないです。できれば業界に精通されている方をお呼びされて話してもらうことです。そのことで格も上がります。セミナーなどではこの外部講師の方で決まると言っても良いくらいです。あの人の話を一度聞いてみたかったというような方が理想です。講師の方の講演テーマも自社の商品・サービスに直接関係なくても良いです。人気のある話をしてもらって会場を盛り上げてもらうことが大切です。

３．業界誌などマスコミ対応

単に説明会＆セミナーを開催してもそこから広がっていかないと意味がないです。会場に来られた方だけでなく、業界へ少しでも波及させたいです。そのためには、業界誌などに声をかけられて取材を当日受けることです。数は多ければ多いほど良いです。記事にしてもらえればラッキーです。折角開催される訳ですから、この点は外さないようにきっちりと対応された方が良いです。

４．時間について

あまり長いと良くないです。それとお昼をまたがると昼食を用意しないといけません。だから午前中か午後の時間で収まるくらいが良いのではないでしょうか。3〜4時間程度で内容を詰められてはと思います。

５．参加費用について

外部講師の方と自社の力を見て判断されるのが良いと思いますが、有料にされると参加人数がかなり少なくなると思われた方が良いです。広く商品・サービスを知ってもらいたいという目的ならば無料にされて幅広く参加を促した方が良いと思います。また大事なのは、説明会＆セミナーの総費用の予算を必ず出しておくことです。

６．募集の仕方

説明会＆セミナーを開催される前に、必ず参加されるだろうという方の人数を読んでおくことです。できれば募集人員の半分くらいは声をかければ参加してくれる見込み客のあることが理想です。募集してからでないと、何人集まるかわからないというのは危険です。集まらなかったので会場に自社の社員を桜で入れるということがないようにしたいです。

新規客を獲得するためには、何らかの形で募集広告を打たないといけません。しかし、募集広告を打つと費用がかかります。現在持っている名簿に対して郵送でパンフレットを送るなどするとかなりの費用です。できれば、案内メールと電話で会場をいっぱいにされるのが良いと思います。今の時代、紙媒体を使わないというのも一つのやり方です。パンフレットもpdfなどで開けるようなものを作成されることをおすすめします。

７．日時について

お客様が集まりやすい場所と時間を考えられることです。業種によっては日曜日が集まりやすいというところもあります。場所は、自社の会議室が理想ですが、そのような会議室をお持ちでないならば、アクセスが良くて会場費の安いセミナー会場を探さないといけません。数ヶ月前から予約されないと良いところは見つからないと思われた方が良いです。

８．説明会＆セミナーの企画について

数字が悪いからやってみようというだけでは成果を上げるのは厳しいと思います。少なくとも3カ月前から企画を立てることです。今すぐに開催できるものでもないです。しっかりとした企画や組み立てがないと成功しないものです。

うちのように規模の小さな会社が説明会やセミナーができるのですか？という相談もありますが、あまり怖がらずに一度企画を組んでみられてはどうでしょうか？商品・サービスに魅力があるという自信があるならば可能性があると思います。

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