【中小企業における企業再生】自力での再建しか道が残されていない（株式会社　武内コンサルティング）

【中小企業における企業再生】自力での再建しか道が残されていない

【中小企業における企業再生】自力での再建しか道が残されてい …

中小企業ではM&Aに乗ってくれる企業を見つけるのは正直簡単ではないです。施設そのものの老朽化が激しく再投資が必要な場合など、ますます難しくなります。それに先方の立場に立つと、M&Aを行ってメリットがあるのかどうかです。投資コストが低いからやってみようというのでは、自分のところの事業を危うくするだけです。

また、スポンサーを探すのはもっと難しいです。経営状態が厳しい中小企業に投資する企業はないと思います。どんなに老舗で、地元で頑張って来た企業だと言ってもそれが企業の価値評価ではないです。スポンサーにもメリットがない限り手を上げてはくれないでしょう。

そうすると残された道は自力での再建しかなくなります。M&Aやスポンサーに期待を寄せていても何ら解決にはならないです。誰かが探して来てくれる、連れて来てくれるのではという甘い考えを捨てて臨まないといけません。

それに変革のリーダーとなる人が、外部からやって来て改革をどんどん進めて行くということもあまりないです。リーダーは現社長です。社長自らが会社を変えて行かない限り何も変わりません。

外からの力を借りようと思ってもそう簡単には行かないということです。自分たちの手で強くして行かない限り、誰も手を差し伸べてくれません。

力を付け利益を出し、企業価値を高めることが大切です。それも安定的に利益が出る体質にし、将来が見える形になっているかどうかです。

価値のないもの、リスクの高いものに対しては誰も投資してくれません。利益を出すだけでなく、どれだけ企業価値を高めることができるかどうか、それも大きなポイントとなってきます。

自力で再建するということは本当に厳しくて難しいことです。今までやってきたことすべてを見直したり、企業体質を大きく変えないといけません。

強い意志を持った社長と会社でないとできないことなのかもしれません。誰もが再生できる訳でもなく、粘り強く出口を探して賢明に努力をされたところしか光は見えてこないのかも・・・

中小企業の再生は、自分たちの手で再生するしかないという気持ちで取り組むことが大切なような気がします。

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