桑澤会計のメールニュース/第7号(2012年7月1日)
皆 様
今年も早後半に入りました。
消費税改正法は衆議院を通過し、決まりそうな見込みです。
2014年4月からの税率アップに向け、これからいろいろな
経過措置等の施策、そして新法の内容が明確になってきます。
月1回ではありますが、当メールニュースでも取り上げてお伝えの予定です。
[前号までの主な内容]
1.はじめに・・・ニュース発信開始に当たって
2.税務トピックス・・・
平成23年(追加)税制改正抜粋
消費税95%ルール撤廃の留意点
平成24年度税制改正大綱(以下、24年度税制改正)と、社会保障・税一体改革素案(以下、税制抜本改革)について
3.会計トピックス・・・
中小企業の会計に関する基本要領(中小会計要領)が公表された。その影響は?
中小会計要領を活用した場合の、関連機関からの優遇施策について
平成24年版、TKC中小企業会計指標の解説
4.経営改善レポート・・・
P(外部購入費用)L(人件費)比率を経営に活かす
PL費用 管理手法
変動損益計算書の活用(レジメにて解説)
まずは“できるところ”「宝の持ち腐れ」(=逸失利益)から手を付ける!
[本号の主な内容]
1.経営改善レポート・・・「給与は自分で決めなさい」クラスター経営について
⇒ “労働分配率に注目”
2.番頭さん支援センター、8月22日(水)セミナー懇親会のご案内
[メールニュース]
1.経営改善レポート・・・「給与は自分で決めなさい」クラスター経営について
外部環境が依然厳しい(売上がなかなか伸びない)なかで生き残るためには、内部の力を強化する以外にありません。このこと、すごく大変なこと、と思いがちですが、当レポート第5号でも述べたとおり、「まずは“できるところ”宝の持ち腐れ(=逸失利益)の発見及びその改善から手を付ける!」を早く、かつ継続して、社員も巻き込んで着実に行うこと、に尽きると思います。(最大の無駄は発揮されていない社員の能力)
大事なのは“社員を巻き込んで”の実行であり、当レポートでも過去にPLコスト(人件費Laborの管理)とか、バランス・スコアカード管理の紹介をしましたが、今回は社員に“付加価値”と“人件費”の結びつきを教え込み、両方の向上を目指す(社員の能力の持ち腐れを、発揮に転換)、「クラスター経営」を紹介します。
ここで少し脱線して、前号で扱いましたTKCの経営指標から。
皆様、労働分配率の意味はお分かりかと思います。
労働分配率=人件費/付加価値(粗利益、限界利益ともいう)
TKC経営指標の全企業223千社の数値から引用です。
1)1人当たりの付加価値
(a)618千円/月・人 (b)833千円/月・人
(c)442千円/月・人 (d)545千円/月・人
2)1人当たりの人件費
(a)327千円/月・人 (b)420千円/月・人
(c)264千円/月・人 (d)300千円/月・人
概ねお気づきのように、上記(a)は黒字企業の平均値、(b)は優良企業(黒字の中の概ね上位10%程度)の平均値、(c)は赤字企業、(d)は全企業の平均値です。
これを、上記「労働分配率」に当てはめると、
(a)52.9%(b)50.4%(c)59.8% (d)55.2% になります。
皆様の会社の過去時系列の数値を見られても、利益が出ているときは労働分配率が低い、利益が落ちているときは労働分配率が高い、と思われます。
「労働分配率は低い方が良い」・・・は、鉄則です。
話を戻しまして、「クラスター経営」は、“労働分配率”を軸にして、“業績連動型人事制度の導入が成功するための風土、土俵作り”を目指します。各人の付加価値(将来の改善を大いに含む)を明確にし、改善行動計画(Plan)、そして実行・結果にて各人の人件費を評価するものです。つまり自分の給与は自分で宣言して、実行してこそ決まる、風土の導入です。すでにご案内の通り、営業部署で言えば、付加価値は(売上−原価)であります。ただ売ればよいのでなく、わが社として価値の高いもの(売り難いもの)をいかに売って必要利益を出すかであり、一方管理部署にとっては、原価計算を導入し、営業マンに原価・粗利益を明確に知らしめるシステムを作ることが付加価値でありましょう。現状の業務の付加価値、そして新たに改善として取り組む業務成果を付加価値金額として各人明確にします。新たに取り組む、改善する付加価値金額(重要性)を明確にし、給与と関連付けることで、「時間がないからできない」「現状の業務をおろそかにしたくないので、新しいことは二の次です、的な言い訳」「新たな取り組みは手間がかかるからやりたくない」から脱却です。
「人が努力し、行動を変え、顧客にも評価され、付加価値利益が向上する、そして給料も上がる」つまり、経営者にとっても社員にとっても顧客にとっても価値が上がる、つまり人件費と付加価値を常に関係付けて戦略を練るのが「クラスター経営」の考えであります。人、行動、顧客、利益の関連付け・・・以前紹介した「バランス・スコアカード」ですね。クラスター経営の考えにて社員の自覚・考えを導き出し、社員が描く戦略を明確に表現するのが「バランス・スコアカード」です。結局、クラスター経営の導入には、下記の一連の分析、表現が必要なのです。
・現状を知るため、内部、外部環境を明確にする ⇒ SWOT分析
・商品戦略を考える、“問題児対策”つまり外部に売れるべき商品だが、競争に負けシェアが取れない、これを内部改善にてシェアを挽回できるはず ⇒PPM分析
・改善すべきテーマが明確になれば、各人の変革行動への落とし込み ⇒バランス・スコアカードの戦略マップ
なお、当レポートだけでは、クラスター経営の紹介には限界がありますが、2.番頭さん支援センターのセミナーにて、時間を設けて講義します。ご興味のあるお方はセミナーに申し込みください。
2.「番頭さん支援センター」セミナー、懇親会のご案内
経営者の方、それを支える幹部、経営陣の方へ。江戸時代から続く番頭さんの精神で頑張っておられる皆様へ、一緒に日本の中小企業を支えていきましょう!ということで皆様のお役に立つ、元気になるセミナーを実施しております。
番頭さん支援センターでは、企業を支える皆様を日々現場で修練を重ねている専門家である我々士業が、専門知識と具体的な経験体験を通してのノウハウ・情報の提供など番頭さんへの支援を実施していくべく立ち上げたものでございます。発起メンバーは、公認会計士・税理士 桑澤克実、司法書士 久保 巌 、社会保険労務士 武田 倫明です。詳しくは、右のサイトを参照ください。http://www.bantosan.com/
様々なトラブル!
どう解決しますか?労務問題?債権?税務?人事?いろいろなことが起こりますよね、
具体的な経験値を持つ専門家とざっくばらんに話してみませんか?そんな場がセミナー・懇親会です。
専門家と参加者みなさんで情報交換をしましょう。
○ 元気が出る番頭さんセミナー 次回 (第23回目)のご案内
日時 8月22日(水曜日)18時00分〜
テーマ、講師
第1部 経営幹部必見!「ザ・ダメマネジメント」
ダメマネジメントの最新トピックスとその傾向
講師:�蝪咤韮魯愁螢紂璽轡腑鵐此|ぬ� 氏
第2部 給与は自分で決めなさい!「クラスター経営と付加価値利益の向上」
講師:桑澤会計事務所 桑澤克実
会場 メットライフアリコ 7階 会議室 (最寄、地下鉄 三越前 駅)
(住所)東京都中央区日本橋本町1−1−1 METLIFE日本橋本町ビル7階
会費(当日会場にてお願いします)セミナー 2,000円 懇親会 3,000円
◎ メールニュース発信にあたり、過去にアドレスをいただきました方に一括送信をさせていただきました。配信停止要望の場合、件名にその旨をご記入の上、返信をお願いします。メールアドレス等の変更も、是非お知らせください。
「中小企業の皆様の改善・発展のための“ど真剣”なサポート!」
桑 澤 会 計 事 務 所 桑 澤 克 実
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