【伸びる会社の経営法】研究開発費を使っているか？（株式会社　武内コンサルティング）

【伸びる会社の経営法】研究開発費を使っているか？

「研究開発費が計上されていませんが、どうされていますか？」とお聞きすると、「使っていません」と返事が返ってきます。経費削減のために研究開発費をカットしたのでしょうか？あるいは研究開発を行っていないのでしょうか？現状を整えるだけ、利益が出るようにするだけでは、未来が見えてきません。逆に赤字であっても未来に対して投資されている会社の方が、期待が持てます。すべての経費をカットすると伸びしろがなくなると言われます。特に研究開発を止めると危険です。実際には、コストがかからないように研究開発は行っていると思いますが、それでも毎年予算組みされてはと思います。もし、使わなければそれだけコストカットできます。目標売上が達成できなかった場合の緩衝材にもなります。研究開発をコストを使ってどのように行うか非常に大事です。コストカットだけでは生き残っていけません。未来を作るためにも研究が必要です。期初に経営計画書を作成したり、方針を発表する際にも研究開発についての発表が欲しいです。また、プロジェクトチームなどを作って、新規事業や新商品の開発などに当たるのが理想的です。新しいものが出せなくなった瞬間、会社の業績は落ちて行きます。立て直そうと思っても新しいものが出て来ない限り、本当の回復にはならないです。また、担当者任せにするのではなく、会社が一丸となって新しいものを生み出そうとする姿勢が大事です。皆で確認・チェックし合いながら良いものを作って行く。伸びようと思えばそういう体質が必要です。例えば、社員の方に「100万円予算を付けるとした場合、何ができるか考えてみて下さい。」と宿題を出してみて下さい。どんな答えが返ってくるでしょうか？楽しみです。活きた投資、これがないと伸び続けることは難しいです。他の経費は削減しても研究開発費だけは、無理のない範囲内でカットされずに積極的に使ってみられてはどうでしょうか？

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