プライベートブランドとは、小売店(グループ)独自のブランド(商標)で販売される、その小売店(グループ)の専用商品である。ナショナルブランドの対義語。
PBと略され、別名「ストアブランド」、日本語では「自主企画商品」と和訳される。
==概要==
■基本概要
プライベートブランドとは、ある規模以上のチェーンストア(あるいは複数のチェーンストアによる共同仕入れ組織)や生協などが、販売力を背景に、製造を担当するメーカーと共同で商品開発・企画を行い、ストア自身のブランド名をつけて販売する商品である。
商品としては食品、日用品、衣類、家電製品などさまざまである。ナショナルブランドを持つ一流メーカーに発注してOEM供給させる場合(コントロールド・レーベル)と、下請け業者や自社内で生産される場合(チェーン・ブランド)があり、前者が主流となっている。
■製造メーカー
原則は、商品に関する各種問い合わせ窓口を小売店(各店舗のサービスカウンタ、小売店の本社相談窓口)や加入生協が行うため、製造を担当したメーカー名は非公開である。
ただし、商品によってはメーカー名が明記されることも少なくない。大手ナショナルブランド製品と中身は同一で、名称だけそのチェーン向けになっている製品は、メーカーが判ることで消費者の信頼感、お買い得感が増す(この手の商品をよく「共同開発」と称する)。食品でもある程度保存のきくものは、地場中小メーカーの名前でも記載され、牛乳などでは、問い合わせ窓口が製造を担当したメーカーの場合もある。
■プロパー製品
なお、家電製品の場合、プライベートブランドに対してナショナルブランド製品をプロパー製品と呼ぶ事が多い。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 GNU Free Documentation License.
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