未来技術はどこに
現在の主力商品が衰退期を迎える前に、次期の主力商品候補を確保できる技術分野を発見したい。 たとえ、個別の開発品が成功を収めなくても、その技術や失敗が、その後の開発に生かせる技術分野に集中したいものです。
新製品・新技術の開発問題に面するとき、どのような分野に、その足がかりを作れば良いか? 大いに悩む問題です。 どのような技術分野が、今後伸びるのか? 伸びる分野に足がかりを作りたい。 当然の願望です。
では、未来技術は、どこに在るのでしょうか? 今回は、この問題を取り上げてみます。
*****長期的な技術進路の選択*****
製造業にとって、将来的に発展する分野に自社の強みを造りだす戦略は、極めて重要なものです。まず、その第一歩は「将来的に発展する可能性の高い技術分野」の見極めです。
どのように、その分野を見つけていくべきなのでしょうか? その代表的手法を下記に纏めてみます。
�々颪硫奮惶蚕兩�策の重点事項調査
フォーカス21、新産業創造戦略2005、技術戦略マップ2006等
��科学技術の中長期発展に係る俯瞰的予測調査
文部科学省 科学技術政策研究所
��オピニオンリーダー会議
�て探�トレンド調査
�コ慍顱�学会誌調査
「科学技術の中長期発展に係る俯瞰的予測調査」
この調査は文部科学省が1970年代初めから5年毎に実施している調査で、平成15年度には第8回の調査が実施されています。約4500人の各分野専門家を対象にし、デルファイ法により今後30年の技術に関する意見が集約されています。
「オピニオンリーダー会議」
特定の分野への意見集約としては、そのテーマに特化した「オピニオンリーダー会議」も一手法です。 この結果は、参加者の先進度と他者への影響度に大きく依存します。
如何に、優れたオピニオンリーダーを集め、率直な意見を述べてもらえるかがポイントとなります。
これらは、着想の「ニーズ」思考、「シーズ」思考のスタート点です。近年の「シーズ」思考の代表は「インターネットサービス」があります。インターネットと云うハードが生まれたが故に、それを利用した多くのサービスが誕生しています。
これら視点に加えて、更に、将来の技術を予測するには、単に現技術の延長線上を考えるのみでなく、社会構成員がどのような生活を望み、どのように感性が変化しそうか、科学者達の興味を惹きつける分野は何なのか等、現在の日本では、単に生活の必需品を対象とすることなく、「感性の変化」や「興味の分野」等、やや広い視点から見てゆく必要があります。
*****開発のタイミングと規模*****
次に、どのようなタイミングと規模で、新製品を開発、投入するべきなのでしょうか?
これを考える際の基本として、財務評価の3要素、�ー�益性、��安全性、��成長性の中の「成長性」の要素として評価するケースが多いようです。
例えば、比較的製品ライフサイクルが長い業界の場合、直近5年間で投入された新製品の売上構成比率25%以上を基準値とし、この数値を割り込む場合は、従来製品を見直し、不採算なものから順次販売停止し、新製品発売に切り替えるとの手法です。
大きな組織の場合、単に、全社の数値のみではなく、事業部単位でこの数値管理をしている所もあります。
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