非常識の勧め

常識を疑うことから、開発は始まります。

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 常識とは、大辞泉には「一般の社会人が共通に持つ、また持つべき普通の知識・意見や判断力」と書かれています。正に、「常識のない奴だ」とか、「そんなことは常識だ」との言葉が示すところは、常識があることが正義そのものです。

   

 特に日本の場合、狭い国土で、しかも陸地に対する森林率が67%(世界のそれが30%)であることも加わり、狭い居住可能エリアに多くの人が密集して住んでいます。このため、その村社会で生活するための知恵として、他の多くの人との価値観や判断法のすり合わせを、都度することの煩わしさを回避する手法として生まれ、育まれたものと思われます。

それを代々受け継ぎ、その判断が生まれた時代環境が変化した中でも生き続けていることも少なくありません。多くの日本人は周囲と異質であることを避けます。

 欧米人が、違いや、個性を高く評価することとの違いです。

私たちは常識の中で生きているわけです。

新商品、新サービスの開発を進める際に、常識がかなり大きな障害になっていることも、少なからずあります。多くの著名な発明が、実験の失敗の中から生まれています。当然、各種の実験を進めていると、多くの失敗に出くわしますが、たまたま、その結果に関心を持ち、本来の実験目的では、価値がないが、他の用途開発が可能になりそうだとの着想で、新商品開発につながるケースです。

3Mの貼ってはがせるテープ「スコッチテープ」等は代表的な存在です。この場合も、その市場開発では、相当の苦心があったと云われます。全くの新市場のため、使い道を顧客が理解していないことからのスタートとなったためです。

このところ、自動車メーカーの技術開発が華やかです。

電気自動車、ハイブリッド車だけでなく、従来のガソリン車でもガソリン1リットルで30Km走行可能な「第3のエコカー」などが登場しています。大型のバッテリーを搭載する必要もないので、車体価格も割安です。

 

 近年の自動車は、T型フォードの量産開始(牛の解体ラインがヒント)から100年の歴史の中でも極めて突出した技術革新期にあるように思えます。自動車業界に身を置くわけではありませんが、何やら楽しみな未来社会への先導役となっている感があり、20年後の自動車社会が楽しみです。

 

 何故、急激にこれほど多種な技術革新が進んでいるのでしょうか? 報道される開発者の言では、従来の技術的常識を“疑り”始めたとの指摘があります。これが技術革新の本質と考えられます。

普通のガソリン車の場合、ガソリンの熱エネルギー利用率は30%程度のものです。

排気に捨てる熱エネルギーやエンジン冷却での損出エネルギーもそれぞれ30%程度あり、僅か1/3のエネルギーしか有効利用されていないわけです。

 

 この頃では、超小型電気自動車が話題になることが多くなりました。国土交通省の提唱により、各社が開発に乗り出し、実証実験の段階を迎えています。高齢化が進む中、近隣を走る日用用途としては広がりそうです。近くのショッピングモールまでの走行を考えると、片道20〜30Kmあるケースが多く、フル充電での走行距離が100Km程度、最高走行速度80Km/h、定員2名の日産ニューモビリティコンセプトであれば充分と云えます。

 単に「技術的な常識」だけでなく、販売手法に関しても「常識」に挑戦する動きが報道されています。昨年暮れから、三菱自動車が「ジャパネットたかた」によるテレビ通販で、EV「アイ・ミーブ」を売りだし、1か月半で60台(この間の総販売台数の1割弱)を販売したとのこと。ヤマダ電機、ビックカメラ等家電量販店でもこのEVを取り扱っていますので、販路に関しても、従来のメーカー系列販売店網と家電量販店やテレビ通販、インターネット販売等との垣根が崩れそうです。

新規性のあることを発想する際の障害としては、周囲の常識も大きな要因ではありますが、自分自身の頭の中にある「常識」⇒「無思考での受入れ」が最大の障壁となっています。

常識は、課題発見の最大の障壁です。これの壁を乗り越えるためには、観察し、考えることが必要です。

大阪のおばちゃん達は、何故、飴玉を持ち歩くのか? ふと浮かんだ疑問です。

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