経営計画は色々あります。
例えば、
1.社内発表用
2.幹部用
3.銀行用
4.社長用
どれから作られますか?
どれを作りたいですか?
逆に全く作成されたことがない方もおられるかも。。。
しかし、経営数値はオープンにして公開すればするほど成長するとも言われます。素晴らしい会社は社内だけでなく社外にも数値を公表されます。
入口付近や受付などから目標の経営数値が見えるようにされているところもあります。社外の方にも意図的に見てもらい、どんな会社なのか知ってもらうためらしいです。凄いと思います。良い意味で社長や従業員にプレッシャーを与えています。
さて経営計画書ですが・・・
社内発表用は、よく作られていると思います。売上や粗利など必要最低限の数値目標を掲げたものです。
幹部用は、社員には公表できない幹部だけが知っている数値になります。人件費や諸経費の額など、幹部が管理コントロールする数値が入ったものです。また今後の会社の方針や方向性を計画に落とし込んだものがあると理想的です。
銀行用は、融資が受けやすい、高評価を得やすいものです。社内発表用や幹部用とは違い、数値に対する明確な根拠が必要です。それに過去の実績から判断されますので、やりたい数字では評価されません。地に足の付いた計画が必要です。それと会社が今後のどの方向を目指して行くのか、融資したくなるような内容を折り込むことが大切です。また具体性も必要なためアクションプランの添付は必須です。
最後に社長用ですが、頭の中に考えはある。誰も話したことはないというようなものを一度書面に落とし込まれませんか?これは社長一人では作成は厳しいと思います。外部の専門家の方に依頼されて、作成されることをおすすめします。
私もたまにこのような依頼があります。頭の中にある案を計画書にして、検討してみたいというものです。
計画書作成会議には、社長だけの時や社長と奥様が同席。あるいは親族の方だけ。または、右腕の方までと様々です。信頼のおける範囲内で進められています。
皆さん頭の中に案はあってもそれを数値に落とし込むことまではされていません。世の中の時流や業界数値、競合状況などを客観的な見地から判断する必要があります。それと判断が難しいのが新規事業です。先は見えません。利益を出せるようになるがいつになるのかもわかりません。それも計画に落とし込む必要があります。
もっと難しいのは、撤退やスクラップのことです。いつどのように行って行くのかこちらも数値に落とし込まないといけません。新しいことをするよりも結構、お金がかかるものです。それも計画した数値を上回ることがほとんどです。そのようなことも折り込んで作成することが必要となってきます。
そうすると計画書は1つではなく、数パターン出来上がって来ます。でもそれで良いと思います。社内外に公表する訳ではないので、もしものことを考えてシュミレーションすることによっていろんなことが見えてきます。
作成することによっていろんなことが見えてきますので、それが力になります。
計画書、用途に応じて作成されませんか?
良い計画書は社長の頭の中の整理からのような気がします。
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大学を卒業後、経営コンサルタントで知られる船井総合研究所で 17年間お世話になり、平成19年10月1日より独立・開業いたしました。 事業内容・行動内容は、中小企業様・個人店様対象の現場密着型の コテコテ経営コンサルタントです。 独立 …
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