【改革の成否は旗振り役が英雄になった時】（株式会社　武内コンサルティング）

【改革の成否は旗振り役が英雄になった時】

改革の旗振り役はいつも嫌われる？

できれば今のまま。

大きく変わるのは嫌。

変えるのであれば少しずつが希望。

こういう方が多いと改革はたいへんです。

何か新しいことをしなければならなくなり、仕事が増えるのですか？

という声が聞こえて来そうな感じです。

社内で改革をしなければならない状況であることを理解してスタートすれば良いですが、時間もなく会社側が見切発車でスタートした場合、様々な問題が出てきます。

特に旗振り役の方はたいへんです。従業員からは不平不満が出てきますし、成果も早く出さないといけない。物凄いプレッシャーとストレスです。

会社が好きで何とかしたいとお考えの方でないと続かないのではと思うことがあります。自分からやらせて下さいと言ってなさったのなら良いですが、会社から従業員のまとめ役として指名された場合、ストレスが倍増します。

このような方は会社が守ってあげないといけないと思います。常に見守ってあげることです。社長と一体化されて動くのが良いと思います。

社長が旗振り役の場合もありますが、まだその方が理解を得やすいです。社長が言うなら仕方ないと言った節があります。でも現場から離れられていて、従業員の方々と距離がある場合は、従業員の中から誰か適任者を選ばないといけません。

自分から手を上げてくれれば良いですが、誰もやりたくないのが本音でしょう。

もう時間がないと社長が焦り出します。そのような状況で選ばれた旗振り役はたいへんです。

会社によっては、社内がギクシャクするのを防ぐために、私のようなコンサルタントに旗振り役を任されるところがあります。このやり方も上手な方法の一つだと思います。

良い意味で意図的に悪役を仕立て上げ、問題をそこへ集中させます。従業員の方が傷付くことはないです。

例え集中砲火を浴びても冷静に会社の将来のためにはどのようなジャッジをすべきかという判断軸で決めて行きます。

スキームを組み立てることができれば、後はそれを進めるだけです。当然、社長了解の上で進めて行きます。

旗振り役を誰にするのか？

それで改革が決まるような気もします。

旗振り役は嫌われ者。

しかし、改革が上手く行った場合、旗振り役は英雄に変わります。

誰も英雄になろうと思ってやっている訳ではないと思いますが、英雄だと誰もが認めるくらいの方が出て来ないと改革は上手く行ってないのかもしれません。

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