成長性は、経営分析の数値からだけでは見えてこないように思います。
現状の数値が安定しているので伸びそうだとか、現在の事業を取り巻く環境が良いのでこれからも伸びるだろうというだけでは測れないと思います。
成長性とは新しいものを生み出す力のような気がします。
その企業が今後成長するかどうかは、新しいものを生み出せることができるかどうかで決まるのではと思います。
中小企業や老舗企業の成長が止まるのは、外部環境の影響だけでなく、この新しいものを生み出すことが原因ではと思います。
現状の事業だけで企業を存続させることはかなり難しいです。早めに何か新しい事業を作り出さないと縮小の方向へ進んで行きます。
成長性を何で測るかはそれぞれ意見があると思いますが、現在の事業を利益が出るように整えたとしても外部環境がさらに悪くなれば、また整えないといけません。企業は残ったとしても規模は縮小でしょう。
中小企業の場合、社長の勘とアイデアですべてを進めるという傾向が強い会社がありますが、理想は社内で常に新しいものが出て来ることです。
そのような風土をどうやって作るのかが大きな課題かもしれません。
失敗しても良いので何か提案して欲しい、新しい事業の芽を研究して欲しいと社長は思っておられるようです。
新しいものが自然と出て来る会社は強いです。どんなピンチでも乗り切られます。大手企業などは人材も豊富で常に新しい企画でいっぱいです。何年も先までの企画を立てられています。
ところが中小企業では現状を乗り切るので精一杯。3年後、5年後のことを考えて新しいものを興すということはなかなかできないです。
しかし、現状を打破するためにも新しいものを生み出さないといけません。
新しいものに耳を傾ける、新しいものを吸い上げる場所、新しいものを探す社風を作ることが成長性につながるような気がします。
経営数値の分析以上に、会社の実際の状況を見ないと成長性の有無はわからないと思います。
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大学を卒業後、経営コンサルタントで知られる船井総合研究所で 17年間お世話になり、平成19年10月1日より独立・開業いたしました。 事業内容・行動内容は、中小企業様・個人店様対象の現場密着型の コテコテ経営コンサルタントです。 独立 …
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