世の中の大きな流れ、業界動向など熱心に勉強されるのは良いことだと思います。ところが、そのことが自社の業績に直結しないことが多いです。これからどのような展開になって行くのか予測されるのは大事なことだと思いますが、それ以上に大事なことがあるように思います。
自社の状況があまり面白くないと、他社動向が気になりだします。同様に業界動向も気になってきます。さらには政治や経済面ではどうなのかと検証を始めます。
個人で勉強するについては良いことですし、素晴らしいことだと思います。ただ、実際の事業にどこまで活かせるかが大事だと思います。
コンサルタントも同じで、勉強は常にしなければならないですが、外部環境の勉強をし、マクロな視点で物事が判断できるようになったからと言って、クライアント先の業績をアップさせることができることはないでしょう。
常に気を付けなければならないことは、現場に降りること。中小企業は、社長が現場に興味を持たなくなった時、業績が下がり始めます。
視点がマクロなところへ行けば行くほど、現場から遠ざかって行きます。視野を広げることも大切ですが、同時に現場へ降りて行くことです。このことはどの経営者の方もおっしゃいます。特に中小企業の経営者の方で世の中の景気や業界動向を気にされない方もおられます。どんな状況にあっても自社を見つめることしかされません。
少しでも業績がおかしいなぁと思ったら、社長が直々に現場へ降りて行って改善策を図ることです。
社長中心の社内改善プロジェクトチームなどを立ち上げても良いのではないでしょうか?
実は、従業員の方はそのことを期待されています。自分たちの力では何ともならないので、社長が動いて欲しい、何か指示を出して欲しいと思っておられます。
マクロな勉強は、自分の視野を広げるため。会社を改善するのは現場しかないと言うことです。
私は、生涯現場からは離れませんとおっしゃる経営者の方もおられます。それが間違いないと思います。
社長の意識がどこにあるのかで、業績は変わってくるように思います。マクロな勉強が現場改善に活かされるのではなく、現場改善が上手く行った時、マクロな勉強が生きて来るのではないでしょうか?
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大学を卒業後、経営コンサルタントで知られる船井総合研究所で 17年間お世話になり、平成19年10月1日より独立・開業いたしました。 事業内容・行動内容は、中小企業様・個人店様対象の現場密着型の コテコテ経営コンサルタントです。 独立 …
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