【マーケティング戦略】一番店が苦戦し出すと二番店以下は恩恵があるか？（株式会社　武内コンサルティング）

【マーケティング戦略】一番店が苦戦し出すと二番店以下は恩恵があるか？

【マーケティング戦略】一番店が苦戦し出すと二番店以下は恩恵 …

一番店はその地域のバロメーター。

内部崩壊していない限り、一番店が苦戦し出すと、その地域のその業種は苦戦必至です。

逆に私たちのような立場のものは、必ず一番店の動向をチェックします。一番店の動向を見ながら、その地域のマーケット状態を把握するようにしています。

でも皆さんよくこんなことをおっしゃいます。

「武内さん、市内の一番店さんの調子が悪いらしいです。当店は良くなるでしょうか？」と・・・

おそらく簡単に一番店のお客様が自店へ変わるということはないと思います。

それ以上に根の深い原因があるのではないでしょうか？それを尽き詰めて考えないと、おそらく一番店の苦戦以上の大きな波をかぶることになります。

店の力が上がってもマーケットがそれ以上に冷え込むと売上や客数を維持するのが難しくなります。今はそんな状況ではないでしょうか。従業員のレベルや幹部の意識も前年比べて格段に成長しているはずなのに、数字が悪い。

もうこれ以上レベルを上げなさいと言っても無理なくらい皆頑張っておられます。

このままじっとしていては下がる一方です。

集客のための仕掛けを独自で行っていくことが大切です。直接的な効果はなくても動くことです。今まで取り組んでいなかったやり方で、一人でも多くのお客様を呼び起こすことはできないか考えることです。

今一番の課題は集客です。客数減が業績の悪化を招いています。

一番店へ行っていたお客様はどこへ行ったのか追跡するよりも自店が大事です。

同じパイの中なので、誰かが潤っているのではと思ってもマーケット自体が下がっているなら誰も恩恵を被っていません。

マーケットを維持するのはどの業界でも本当に難しいです。このマーケットの波がかなり大きくなっていることも業績不振の大きな理由だと思います。

ではどうすれば良いのか？

マーケットの波に大きく左右されない経営をすることです。

5年後、10年後の業界動向を予測し、今から何をしなければならないのか考えることです。

今ではないです。5年後、10年後のあり方です。

一番店の動向よりもマーケットの動向。

それ以上に10年後の自店のあり方を考えてみませんでしょうか？

隣の芝生を眺めているだけでは業績は回復しないと思います。

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