ドラッカーも気付かなかったキャッシュの性格とは?

現行会計の死角、誰も言わなかった「黒字倒産」の本当の意味

ドラッカーも気付かなかったキャショの性格とは?

――現行会計の死角、誰も言わなかった「黒字倒産」の本当の意味――


会計とは、企業の活動状況を「お金」の動きを通して説明する学問だと思います。
しかし、何故か「お金の機能」についての説明が何処にもありません。 

その為、会計学を学んだ人の多くがこの「お金の三つの機能」を知りません。
この「お金の機能」の説明は、経済学に任されているのです。

貨幣経済社会における、企業等の活動状況を「お金」の動きを通して説明する学問である会計学が何故、最初にこの「お金の機能」を説明しないのか不思議でなりません。

現行の会計学は、利害関係者への報告会計として発展してきた為に「期間損益計算」に重点が置かれてきました。その弊害が資金に現れてきたので、今度は、資金に重点を移そうとして「キャッシュフロー計算書 」が現れてきたのだと理解しています。

そして、会計学を取り巻く関心事は、「キャッシュ」に向けられ、「利益」よりは「キャッシュ」が重要だと思われるようになりました。

ドラッカーも「期間損益」は、幻であり信頼できないものであり、「キャッシュ」こそ信頼がおけるものだと言っています。 
だったら、「借金したキャッシュ」だけがあればいいのでしょうか? と質問したらドラッカーさんは何んと回答するのでしょうか? 非常に興味がありますね。

兎に角、ドラッカーさんは、「自分で稼いだキャッシュ」と「それ以外のキャッシュ」があることに気付かなかったのか? それとも、「お金」に色は付かないと言うことで、単に「キャッシュ」と言ってしまったのか? どちらかだと思います。
どちらにしても「お金」の二つの性格を明確に区分できませんでした。

また、ドラッカーを信奉するある会計本によると「利益は存在しない」と言ってみたり、或いは「利益」と「儲け」は違うんだと言われたりしています。
そして、「儲けとは稼いだ現金だ」と言われています。 

このように言われると、そのような感じになってしまうから不思議です。(これほど、現在は「現金=資金」の研究がなされていない現状の証左だと思います。

しかし、辞書で「利益」で引くと「儲け」と書いてあります。日本語としては、「利益」と「儲け」は同じ意味なのです。

だから、「儲けとは稼いだ現金だ」と言う表現も、「利益とは稼いだ現金だ」と言う表現も全く同じなのです。つまり、「儲け」と「利益」は、全く同じなのです。

では、何が違うか? と言うと、現金の性格つまり「利益のお金」なのか「利益以外のお金」なのか? 言葉を変えたら「儲けのお金」なのか「儲け以外のお金」なのか? の区分が重要だと言うことになります。 
ドラッカーが言わんとした「キャッシュ」とは、「利益のキャッシュ」こそ信頼がおけるのだと言いたかったのだと私は考えています。
「借金のキャッシュ」は、確かに資金繰りには貢献しますが、財務の強化には貢献しません。

実は、このような点をハッキリさせることが現行会計学の死角を理解するうえで、最も重要な点だと思います。

つまり、現行会計学は、「損益計算」と「資金計算」は別物だという原則があります。損益と資金は、何故別物になのるか?  この根拠が世界的に解明されずに、ただ言われたまま教えられたままに信じて疑わずにいるのが現在の実態ではないかと考えています。

その理由は、「期間」損益計算をしているから、当然に減価償却や引当金等が織り込まれることになります。この減価償却や引当金等は、相手がいる商取引ではありません。

利益が発生し、資金が動くのは、取引相手が存在するからです。
取引相手が存在しない取引である減価償却費や引当金等を損益計算に織り込む期間損益計算だから、損益と資金は、当然のように一致しなくなります。

本来、商売は常に相手が存在しています。
だから、商取引だけの損益計算をすれば、売掛金等や買掛金等が清算された後は、必ず、損益と資金は一致することになります。これが「資金管理会計」の原則です。

「お金」は、自分で稼いで蓄積したお金であろうが、銀行から借りたお金であろうが、使えば、減少して損失になります。それが経費で使おうが設備投資で使おうが同じです。
そして、使ったお金は、将来稼ぐ「利益のお金」で穴埋めするしか方法がありません。

設備投資を5000万円すれば、「利益のお金」が△5000万円となります。そして、今期で「利益のお金」を1000万円稼いだら、累計損益は△4000万円です。

これが、現行の期間損益計算では、今期の減価償却費が500万円とすると利益は500万円だと計算され、黒字だと言われます。
この状態で資金ショートして倒産することを「黒字倒産」だと証して何の疑問も感じていません。そもそも、この段階ではまだ黒字になっていません。

しかし、企業の財政状態は、累計損益△4000万円が実態なのはどちらも同じです。(現行会計での表示は、資産4500万円・利益剰余金500万円ですが、この時点での実態は△4000万円です。なぜなら、資産4500万円は将来の期間に配賦される費用の塊だからです。これが現行の期間損益の考え方であり、投資家のための報告会計或いは納税のための会計の実態です。)

企業の財政状態を把握するには、この商取引だけの損益計算=資金計算で十二分に把握ができるのです。 「資金管理表」を作成すれば、企業の財政状態が一目で把握できますし、黒字倒産を回避することも可能となります。

これが、「利益のお金がわかる会計」すなわち、経営者の為の資金管理会計です。

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