【債務超過の会社の再生】再生を実現するコツとポイント

【債務超過の会社の再生】再生を実現するコツとポイント

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企業再生案件は、再生スキーム作りからスタートします。まず双方が納得する方向性を出すこと。双方とは当事者と金融機関です。特に大事なのは金融機関の意向です。どのように考えておられるのか、それを引き出すことが第一の課題になります。(債務超過とは実質債務超過も含みます。)

必要と考えている売上高は?

固定費のカットはどこまで必要か?

粗利率・原価率の改善は最低どこまで必要か?

資産の売却はどこまで行うのか?

社長にとっては大きな痛みを伴います。かなりドラスティックに変えないといけません。またそれを要求されるでしょう。

銀行に頭を下げるのは嫌だと言っていてもしようがないです。たまに、会うのも嫌だと敬遠される方がおられますが、それでは出口が見えません。できれば積極的に出口を見つける努力をされた方が良いと思います。

金融機関から最低このくらいの数字は初年度で達成して欲しいというようなものが出てきたら、進めやすいです。でもそれはPL上の話。社長が手を付けたくないのは、BSの方です。こちらを整理するとなると大きな痛みを伴います。でもそれも覚悟されておいた方が良いです。

決算書のデューデリを行い、あるべき姿を出します。経営改善計画書も同時に作成します。それが見えてくれば、前に進むでしょう。

ただし、ここで要注意なことがあります。一度、修正財務諸表や経営改善計画書を出せばそれでOKではないです。1回目はあくまでも下書きレベルです。そこから何度も修正を重ねて仕上げて行きます。かなり労力がいりますが、それも理解されておかれた方が良いと思います。

経営改善計画書の提出を求められれば、まだ継続支援の可能性があるということです。急に提出を求められたので慌てられる方もおられますが、落ち着いて求められたものを精査して作成して行くことが大事です。

一番厄介なのは、誰も動かない。手を出さない状況の会社です。どうすれば良いのか全くわからない。そのような時でも上手に金融機関の考えや意向を聞かれてみてはと思います。直接、聞くのが気まずければ、第三者の有識者の方に頼むという方法もあります。

ところが継続支援が決まってもまだまだです。23カ月ごとに定期的に監査が入ります。スキーム通り進んでいるかどうかチェックされます。これも良いことだと理解して下さい。自分よがりの経営ではなく、第三者目で診てもらっていますので経営が整ってきます。

それでこの状態がいつまで続くかですが、ずーっとです。少々売上が上がったり、利益が出たくらいではまだまだ。きっちりと毎月返済できる余裕を生むことが大切です。

結局、上手く行くパターンは金融機関と良好な関係を築かれたところです。絶対に的には回さないこと。それが一番のコツのような気がします。

どんなことを実際に行っているのかは、こちらをご覧くださいませ。

こちらの小冊子は、弊社の実際の現場実行支援から出て来たものをまとめたものです。

何かピンときたらご連絡下さいませ。

ビジネスコラム提供者情報

  • コンサルタント:経営
  • 株式会社 武内コンサルティング
  • 大阪府東大阪市長栄寺11-5-804

大学を卒業後、経営コンサルタントで知られる船井総合研究所で 17年間お世話になり、平成19年10月1日より独立・開業いたしました。 事業内容・行動内容は、中小企業様・個人店様対象の現場密着型の コテコテ経営コンサルタントです。 独立 …

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