「うちは監査がしっかりと入っていますので大丈夫と思います。」という答えが返ってくると逆に心配になります。 実態をつかんでいるかどうか？ 外部監査が入っているからと安心していては良くないです。再生や立て直しの際に知りたいのは、形ではなく実態です。 特にお金の流れが気になります。誰が請求書を発行し、入金確認は誰が行っているのか、まずはそこからチェック・確認して行きます。 業績が低迷して来ると、良からぬことが社内で起こるものです。低迷していてもお金だけは綺麗な状態にすることが大事です。 会計や経理は、経理部長に任していますので大丈夫だろうでは甘いです。中小企業では、社長がすべてを管理しておくことが大事です。 経理は苦手でも、お金の流れだけはチェックすることです。事業を大きくすることは得意でも経理は苦手なんですという方が多いですが、事業＝経理と言っても良いくらい経理は大切です。 売掛や未収も社長自らが回収会議の議長を行うくらいの姿勢が欲しいです。もし、会社が傾くと、個人保証をしている社長が一番困るはずです。そうすると他人任せにはできないと思います。 通帳の管理も社長が行っていますでしょうか？ 社内の小口現金も確認していますでしょうか？ 収入印紙や切手のチェックも行っていますでしょうか？ お金に関わるものすべてに関してチェックする必要があります。そうすると甘い管理を行って来たことが徐々にわかってきます。 経理部長を信用しない訳ではないですが、自分の会社のお金は自分ですることをおすすめします。 規模がどんなに大きくなってもお金の管理だけでは自分がやらないといけないと思って経営することが大事だと名経営者の方はおっしゃいます。 監査は外部の方に任せても良いですが、自主監査も厳しく行って下さい。それが良い会社になる一つのステップです。
ビジネスコラム提供者情報
- コンサルタント:経営
- 株式会社 武内コンサルティング
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大学を卒業後、経営コンサルタントで知られる船井総合研究所で 17年間お世話になり、平成19年10月1日より独立・開業いたしました。 事業内容・行動内容は、中小企業様・個人店様対象の現場密着型の コテコテ経営コンサルタントです。 独立 …
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