【立地戦略の再考】コンビニエンスストアも時代の変化とともに移転が必要？（株式会社　武内コンサルティング）

【立地戦略の再考】コンビニエンスストアも時代の変化とともに移転が必要？

【立地戦略の再考】コンビニエンスストアも時代の変化とともに …

私が住んでいる町で、十数年以上続いたコンビニエンスストアが閉店されました。昔は繁盛されておられたように思います。ところが急に閉店です。人の流れが変わったのかもしれません。近隣に住んでいる人が少なくなったのかもしれません。コンビニ経営というと安定しているように見えます。一度、店を作ればある程度、売上や利益が見込める。自社物件や自宅の1階などであればさらに有利ではと考えたくなります。ところがどの商売でも同じ場所で売上を上げ続けるのが難しくなっています。理由は、人が移動するからです。数十年間ずっと一番立地というところは少ないです。繁華街や駅前などなら良いですが、郊外や町中というのは移動が激しいです。そうするとコンビニエンスストアでもオープンした時から、次の移転先を考えておく必要があるかもしれません。家主さんとの契約は何年になっているでしょうか？オープンすると安定した収入が約束されている訳ではないです。また、どんなに努力をしても人口が少なくなるとその分売上は減って行きます。昔は、コンビニが好立地へ移転するという発想はなかったと思いますが、これからは検討の余地有りです。今の場所で何年商売するか？日商・月商がいくらになったら移転を考えるのか？そういうことも想定しておかなくてはいけない時代になったのかもしれません。コンビニは安定していて高収入？そんな約束事はどこにもないです。ちょっとした町中の環境変化で売上が左右します。今の場所で内部留保を行い、次の一手を考えることが必要ではと思います。変わらないところ、変われないところが苦戦して行きます。どう変わるのか、そのことも想定して経営しないと厳しいかもしれません。コンビニエンスストアもこれから先、どんどん移転されるところが出てきそうな気がします。世の中の変化スピードが速くなっていますので、早めのジャッジが必要かもしれません。

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