【バリューアップ戦略のコツ】付加価値を上げるには、何かを止めないとできない（株式会社　武内コンサルティング）

【バリューアップ戦略のコツ】付加価値を上げるには、何かを止めないとできない

【バリューアップ戦略のコツ】付加価値を上げるには、何かを止 …

他社との差別化を図るために付加価値アップを行おうとしますが、現状の状態を維持しながらさらにアップさせるというのは難しいです。今でも手一杯なのに、さらに付加価値アップを図ると逆にコスト高になる恐れもあります。

それにすべての点においてバリューアップというのは、現実的に厳しいです。特に中小企業の場合には、資源や資産は限られています。お客様からの希望要望をすべて実現化しているとコストがかかりすぎて利益が出ないこともあります。

そのためにもまず止めるもの、止めても良いものを見つけることです。業界常識や通例となっていたものを見直すことです。当たり前のようにやっているもの、置いているというものが本当に意味のあるものなのか、必要なのかを一つ一つ検討することが大事です。

後発で参入して来るビジネスモデルは、この業界通例であった不要のものをすべて削ぎ落として参入して来ます。必然的に業界数値よりもコストが低く、利益が出やすくなっています。

その利益が出たものを今度は再投資に回します。その再投資が付加価値強化に回されます。

コストを削減して、余った利益で再投資を行うという好循環が生まれ、お客様に支持されるようになります。決して出た利益を内部留保したりされません。徹底的に付加価値のアップに努められます。そうすると、ビジネスモデルはどんどん磨きがかかって行きます。

常に付加価値を付けなければならないと皆考えていますが、現状を維持しながらプラスアルファするとコストがかかり負荷もかかります。だから、止めても良いものを見つけることが先だと思います。

この止めても良いものが見つかった時、新しいことができるチャンスのような気がします。社内で止めても良いもの会議を行ってみませんでしょうか？

業界常識で無駄だと思っていなかったものがあるかもしれません。お客様目線で事業を見直すことも大切です。

何か新しいことをやる時は、必ず何か止めるものを見つけることがコツだそうです。

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