【飲食店のトレーナーの役割の変化】仕事を教えるから売上を上げるための仕事の仕方を教えるへ 【経営MAGAZINE】

トレーナーは、礼儀マナーから始まり、服装や出退勤、休憩の取り方など基本的なことを教えられます。次に、営業中の仕事の仕方について手とり足とり教えられると思います。

各社、トレーナーの役割は異なりますが、概ね店に出しても良い状態に指導するのが大きな役目になっています。短期間で店のルールを覚えていただき、戦力化することが仕事です。

でもそこから先は、店長の指導教育範囲。さらにレベルアップしてもらい、人材化を図って行きます。

しかし、最近気になっているのは、綺麗な接客、上手な接客だけで良いのかなぁということです。

いくら綺麗に見えても数字が上がっていないと良くないです。この数字を上げるための接客スキルのアップについてもう少し真剣に取り組んでも良いような気がします。

積極的におすすめしたり、メニューの説明がしっかりできるレベルにする。あるいは、お客様の食事の状況を見て判断できるようにする。また、パッシングなども声を掛け合い、ウェイティング時間を短くする努力をする。

これらは、すべて大事なことです。それを店長一人が走り回っていても限界があります。スタッフに教えないといけません。

教えるとすると、営業前の時間かミーティング時間になります。実際には、開店準備や仕込みで忙しくて教えることがなかなかできないようです。

できれば、数字をどうやって上げるか、そのためにはどのような動きをしないといけないのかをトレーナーが教えても良いような気がします。

実践面では店長の指導が必要ですが、簡単な動きや考え方などは早めに理解してもらっていた方が良いと思います。

しっかりされたトレーナーがいても数字が上がらないとよく相談があります。それは、作業を教えているだけで、売上を上げるための仕事の仕方を教えていないからだと思います。

今の時代、教えるだけではダメです。売上が上がる仕事の仕方を教えることが大事です。

売上という結果になって現れることが一番大切なような気がします。

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