■お礼は何回でも!

〜営業マン育成虎の穴シリーズ〜

最近、何かで読んだ、
「ありがとうの反対は当たり前」という言葉が気になっています。
ありがとうの反対が、当たり前だったことが、目から鱗でした。
何事も当たり前になると、
感謝の気持ちを忘れてしまいます。


たとえば、毎日食べる食事。
奥さんが作っているとします。
いただく時は、「いただきます」と言いますが、
毎日言っていると形骸化して、感謝の気持ちもなく、
口に出して言っているだけになります。
これが、当たり前ということなのでしょう。


世阿弥の言葉で、
「初心忘るべからず」というものがあります。
初心忘るべからずとは、何事においても、
始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを
持ち続けていかねばならないという戒めです。


それほどまでに、
初心を維持するというのは、
難しいのです。
すぐに当たり前になってしまうのです。


アメリカの映画で、
「50回目のファーストキス」という、
交通事故に遭った若い女性が主役の物語があります。
この女性は、交通事故の後遺症で、
一晩寝てしまうとそれまでの記憶を忘れてしまいます。
つまり、一日しか記憶できないのです。


毎朝、ゼロスタートで、毎日が新しい人生です。
これならば、当たり前なんていう感覚は、
まず起こらないでしょう。
ところが、毎日記憶を積み重ねている私たちは、
同じことが、何回も何十回も続くと、
それが当たり前になって、
ついつい感謝の気持ちを忘れてしまいます。
 
 
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長谷川博之の眼★本物の商売を目指すポイント!
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よくよく考えてみると、生きていることが奇跡的なことです。
外出すれば、交通事故に遭う危険性があります。
車が突っ込んでくれば一貫の終わりです。


今の時代は、テロに遭うかもしれません。
災害に巻き込まれる可能性もあります。
何が起こっても、不思議ではありません。
ですから、毎朝、目がさめるだけで奇跡なのです。
今日も生きていたことに感謝しなければいけません。


当たり前というのは、恐ろしいことです。
これは仕事の人間関係にもいえます。
「手土産をいただいた」「ご馳走になった」「仕事を手伝ってもらった」など、
お礼をしなければいけないシーンは山のようにあります。


たとえば、自分がお客様であると、
売り手から手土産やプレゼントをもらっても、
「お客様だから貰うのは当たり前!」と思ってしまう人もいます。
口では、「ありがとうございます」と言っても、
さして感謝の念を感じていないのです。
そして、手土産やプレゼントをいただくことが何度も続くと、
どんどん感謝の念はなくなっていきます。
こうなると、貰うのが当たり前になります。
このようなシーンは、探せば山のようにあります。


社員がいるから会社が成り立っているのに、
社員のことを雑に扱っている経営者・・・。
明日、誰一人として社員が出社しなかったら、
商品やサービスを提供できなくなるのにです。
ですから、社員を労っての誕生日にプレゼントや
メッセージカードを贈る経営者もいるわけです。
 
私は、人と比べると、
感謝の念のない人間だと思っています。
ですから、感謝の習慣を身につけるために、
お礼は2度3度伝えることにしています。


たとえば、私のセミナーに参加してくれた方には、
その場でお礼を伝えることはもちろんのこと、
会場を出た後すぐにメールやSNSのメッセージなどで
お礼の言葉を送ることにしています。
そして、事務所に戻るとハガキで
礼状も書くようにしています。


これで、ひとつの事柄に対して、
2〜3回のお礼を伝えることになります。
お礼をいわれて気分を害する人はいません。
むしろ、印象に残るはずです。



さらに、次にお会いした時、
セミナーのお礼を口頭で伝えればもっと良いでしょう。


お礼の言葉に、言い過ぎはないと思います。
何事も当たり前にならないように、
お礼を習慣づけるたいものです。

ビジネスコラム提供者情報

  • コンサルタント:営業
  • 株式会社リンケージM.Iコンサルティング
  • 新潟県新潟市東区大形本町3-1-38-608

【代表取締役・長谷川博之(はせがわ・ひろゆき)プロフィール】 新潟県三条市生まれ、新潟市在住。 高校卒業後、ジャズミュージシャンを目指し上京。その後、広告代理店、量販店などの勤務して、2001年に独立。 新潟県新潟市を中心に …

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