【会社経営でちょっと心配な話】売掛金・未収金の引き継ぎ（株式会社　武内コンサルティング）

【会社経営でちょっと心配な話】売掛金・未収金の引き継ぎ

売掛金や未収金は、どの会社にもあるのではないでしょうか？如何に減らすか賢明に努力されていると思います。しかし、売掛金・未収金を調べて行くと意外なことがわかってきます。決算書などには数字でいくらあるのかは記載されていますが、そこから先の情報が大事です。どのような回収をしているのか、またその履歴が残っているかどうか？また、会社がどのような指示を行っているのか？外からは見えません。コンサルタントとしては、そのようなこともすべてチェック・確認させていただきます。その上で、不良債権化しそうなものを見極め、今後の回収方法などを検討して行きます。そこで一つ大きな問題が出て来ます。売掛金・未収金の各担当者を調べて行くと、退職された方のものが残っていることがあります。退職された方のものについては、誰も手を付けずにそのままということすら起こっています。退職時に、売掛金・未収金の引き継ぎを必ず行う必要があります。担当者本人から状況を確認し、会社預りや本部預かり、営業預かりなどにし、回収活動を続けないといけません。また、営業マンの評価においても売上だけで評価するのではなく、売掛金・未収金の金額も考慮すべきです。それにもっと大事なのは、回収活動を積極的に行い、会社に報告を上げているかどうかです。これらのことがあいまいになっている会社は、良い会社にはなりません。良い会社かどうかは、売掛金・未収金の金額とのその対処ができているかどうかでわかります。売上だけ立派に立っているというだけでは、評価できません。会社を良くしようとか、再生しようと思えば、この売掛金・未収金の処理について真剣に対応されることをおすすめします。悪いことは隠す、対応できていないという体質が、さらに業績を悪化させます。どこかで一度綺麗に整理されてはいかがでしょうか？

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