【ちょっと気になるマーケティング戦略】気合いだけでは売れない！（株式会社　武内コンサルティング）

【ちょっと気になるマーケティング戦略】気合いだけでは売れない！

【ちょっと気になるマーケティング戦略】気合いだけでは売れな …

昨日は、節分の日。食品スーパーやコンビニエンスストアでは恵方巻が売れる日です。何店舗か視察に行ってきました。刺身の売場や総菜売場などが恵方巻の売場に変わっています。それも大量に積まれています。こんなに売れるのかなぁというくらいの量です。おそらく昨年実績を踏まえての販売数量予測をされていると思います。恵方巻は、もう日本全国の恒例行事のようになり人気も徐々に上がっています。しかし、人気が出て来たからといって安易に昨対の販売数量を超えるような目標を立てるのは危険です。定番の売場を恵方巻の売場に変えただけで、後はセルフで買っていただくというのでは昨対を超えるでしょうか？気合いで何とか売ろう！目標数量を販売しよう！と言っても厳しいのではないでしょうか？昨対を超える数量を目標とするのであれば、仕掛けが必要です。例えば、１．早めに告知を行い、予約を取る２．売場に立って、声を出して売る（雰囲気のある法被などを着る）３．試食販売なども行う４．POPはカットした断面が見えるような大きなものにする５．入っている具材をはっきりとわかりやすく書く６．1本当たりの容量なども記載する７．自店の恵方巻の特徴をもっと出す（価格だけでは響きません）８．後は、何か企画が欲しいですまた、高齢者向けの商品もあっても良いのではと思いました。恵方巻1本をまるかじりするというのは結構きついです。何もしゃべらずに決められた方角を見て食べる？実際にそのような方は何人くらいおられるのでしょうか？節分や恵方巻と言っても雰囲気を味わうのが主目的で、きっちりしきたりやルールどおりにする人は少ないと思います。そうするとあの恵方巻の大きさが気になります。高齢者の方にとっては半分の大きさ、あるいはショートカットでも良いかもしれません。また、いろんな具材の恵方巻を食べてみたいという方もおられると思います。そのような方は1本でなく半分や3分の1のカットの方が良いかもしれません。恒例行事に甘えていては厳しいです。気合いだけでも売れません！過去の常識だけでマーケティングを仕掛けていると、新しい発想が生まれてきません。売ろうと思えば、お客様のニーズに合わせて変えて行く必要があると思います。

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