粉飾とは

粉飾(ふんしょく)とは、業績悪化などの企業や経営陣にとって都合の悪い情報をおおい隠すため、データを改ざんしたりして、見かけ上問題ないように装う(ドレッシングする)ことを表す経営・会計用語。一方、業績が良いのを隠すのは「逆粉飾」と呼ばれる。ドレッシングとも呼ばれるほか、「ドレ」と略されることもある(隠語)。

企業会計を粉飾する粉飾決算がその代表例である。例えば、カネボウの粉飾決算では、大規模な粉飾決算が行われ、会社の経営を危うくし、これに係わった帆足隆・元社長が有罪にとされたのみならず、中央青山監査法人が業務停止処分を受け、さらに所属の公認会計士が罪に問われる証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)ことになり、会計監査制度の見直しにも波及した。

手法としては、収益計上時期の繰上げ、架空売り上げ計上、不良在庫の隠匿、子会社・関係会社との商品や売上代金・資金のキャッチボール、リース取引の操作などがある。

また、実態以上のみせかけの業績アップ・業容拡大を繕うため、金融機関において粉飾預金という手法がかつては行われていた。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 GNU Free Documentation License.

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