売場を見直し、活性化しようと思っても近くに競合店が出て来た場合、最悪売上は半分。良くても20〜30%、売上は落ちるでしょう。
また何か販促を売ったりしても競合店が同じような企画を打てば効果は薄くなります。
値引きも同様です。少し安くしてしようと思っても競合店がその価格よりも安くして来たとします。そうすると今度はさらに安くしないといけません。お互いが値引き競争になり共倒れです。どちらかが潰れるまで競争しないといけません。
競合店が出て来た時、何が一番大事かと言えば、商品です。競合店が扱うことができないようなオンリーワンの商品を置くことです。また、その商品を売るためのいろんな仕掛けを行うことです。
昔は、競合店よりも多く品揃えして差別化を図る戦略が有効だと言われていましたが、今は安易な品揃え強化はロスを出し非効率になるだけです。
どこにも扱っていない商品を扱うことができるかどうか、それが鍵です。自分の足で商品を探さないといけません。それにその商品を売れ筋商品に育てないといけません。
急には無理でもそのことをご理解されていた方が良いと思います。経営コンサルタントの力を借りて、売場づくりを行ったり、販促企画を行ったとしても最終的には商品です。
商品で差別化できない店は、厳しいと思います。競合店が出て来ても動じない。売上が変わらない店にするためには、強い商品を持つことです。
そのような商品をどうやって持つか、どうやって育てて行くかについて考える必要があると思います。
売上が下がって来た、競合店が出て来たので相談される方が多いですが、急場しのぎではなく将来のことも考えて戦略を練ることが大切です。
強い商品を持っていれば、販売戦略はいろいろ打てます。競合店対策は、商品の磨き込みにかかっているような気がします。
ビジネスコラム提供者情報

- コンサルタント:経営
- 株式会社 武内コンサルティング
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大学を卒業後、経営コンサルタントで知られる船井総合研究所で 17年間お世話になり、平成19年10月1日より独立・開業いたしました。 事業内容・行動内容は、中小企業様・個人店様対象の現場密着型の コテコテ経営コンサルタントです。 独立 …
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