【ブライダル・ウェディング事業の見直しのポイント】料理原価をきっちりと出すこと！（株式会社　武内コンサルティング）

【ブライダル・ウェディング事業の見直しのポイント】料理原価をきっちりと出すこと！

【ブライダル・ウェディング事業の見直しのポイント】料理原価 …

ホテル・旅館が運営しているブライダル・ウェディング事業の場合、レストランや宿泊の方に食事を提供されているため、部門別に原価が出ていないことがよくあります。

当然、厨房は一つです。ブライダル、レストラン、宿泊者用と別々に食材を保管しているところはありません。逆に共通で使用できますので、原価を下げることができます。一見、良いやり方のように見えますが、個別に原価を出して行かないと利益が出ているのかどうか見えてきません。

ブライダル1組ずつに対して原価を出すこと。使用したものをカウントすることが大事です。想定した料理原価の範囲内に収まっているかどうかチェックが必要です。

期末に棚卸をし、月間の食材の仕入れ金額から、使用金額を把握するだけでは管理はできていません。

料理内容によって単価が異なるはずです。そうすると原価も変わってきます。その数字を掴み、対策を打つことが大切です。

儲からない、利益が出ない原因は、原価をどこまで出しているかです。それを怠ると利益は出ないでしょう。

例えば、披露宴などで使用したドリンク類の出数、きっちりとカウントされていますでしょうか？これもいくつ出したのかわからないということがないようにすることです。そのためには、毎日、在庫を確認し、スタートする前に1組ずつ想定される数を予測し、準備することが大事です。

そんな細かいことまで管理するのですかという意見もありますが、会社として運営・管理するのであれば、やらないといけません。

それともっと気になるのは、市中のレストランや飲食店では、個別のメニューの原価計算が出来ています。食材が上がった場合などもすぐに修正原価が出てきます。

ところがホテル・旅館へ訪問させていただきますと、メニュー単価は当然ありますがこの単品別の原価が出ていないということがよくあります。まずは、個別の原価計算から始められてはと思います。

どの事業でも原価計算せずに儲かるということはないです。利益が出ていないと感じたら原価計算を徹底化して下さい。それが利益を出すコツの一つです。

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