■目標達成できない最大の理由とは？（株式会社リンケージM.Iコンサルティング）

■目標達成できない最大の理由とは？

～営業マン育成虎の穴シリーズ～

人間が行動する理由は、人それぞれですが、大きく分けると２つしかありません。
ひとつは「喜びを得る」ため、もうひとつは「恐怖から逃れる」ためです。

喜びと恐怖は対極にありますが、どちらも人間を行動に駆り立てる一番の要因です。

ただひとつ言えることは、どちらも中途半端では、大胆な行動や重い腰を上げること、行動の継続は難しいということです。

「どうしても喜びが得たい！」
「どうしても恐怖から逃れたい！」
という気持ちが極限にまで達した時、人間本来が持つ能力が目覚め、行動を起こします。

このような精神状態のことを「なりふり構わず」とか「火事場の馬鹿力」というのかもしれませんね。

「喜びを得る」とか、「恐怖から逃れる」という言い方では、わかりにいくかもしれませんので、
もう少しわかりやすい例えにします。

アメリカの本場ディズニーランドで働きたいので英語を覚えるというのは、喜びを得るための行動です。

マーケティング用語で「ウォンツの実現」です。
一方、住みたくもないアメリカに転勤になったので、英語を覚えなければいけないというのは、恐怖や困りごとから逃れるための行動です。覚えなければ会社をクビになるか、アメリカでの生活ができません。
マーケティング用語で「ニーズの解消」ということになります。

どちらも英語を学ぶことになりますが、その動機は正反対です。

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長谷川博之の眼★本物の商売を目指すポイント！
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私は、数多くの中小企業経営者の話を聞きましたが、人間が行動を起こすのは、このふたつのうちのどちらかです。
経営に関していえば、業績不振で何とかしなければと大胆な行動を起こしたパターンと、夢に向かって大胆な行動を起こしたというパターンがあります。

大胆な行動とは、過去の延長線上の行動ではなく、革新に繋がるような行動のことです。

「業績不振脱出」と「夢実現」のどちらが良い悪いということはありませんが、大胆な行動を起こした経営者は、どちらかといえば前者が多いようです。

やはり人間は、生命が脅かされるような場面や何も手を打たなければ、大変な苦痛を伴う場面に遭遇すると、意を決して行動するのです。
なぜならば、そのまま指をくわえて見ていたのでは、死を意味するからです。

みなさんがよく知っている有名企業、熱狂的ファンが多い有名ブランドも、かつては窮地に追い込まれたというのも珍しい話ではありません。
長く企業経営をおこなっていれば、業績の良い時ばかりではありません。
どん底を見ることだってあります・・・。

このように、

人間の思考は目標とのギャップを埋めようとして行動を起こします。
ならば、まずは目標を立てなければ、行動を促すことができないということです。

問題は、目標に対する切実感です。

ところが、なかなか切実感を持つことは至難です。

たとえば、営業マンであっても、フルコミッション（完全歩合給）以外は、目標を達成しなくても給料が

ゼロになることはないからです。
もしも、世の中の営業マンがすべて、フルコミッションのつもりで行動すれば、目標を達成する人は
もっともっと増えるでしょう。

このように考えると、目標に対して「切実感を持つ」こともひとつの能力なのかもしれません。
むしろ、目標そのものよりも、いかにして切実感を持つ方が重要なのかもしれません。

切実感を持つ方法ですが、たとえば・・・、

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①目標に期日を設ける。

②周囲の人に目標を公言する。

③目標と自分の好きなことを関連づける。

　　（目標達成できたら好きなバッグを買うなど）

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などが考えられます。