■金メダリストと銀メダリストの違いとは？（株式会社リンケージM.Iコンサルティング）

■金メダリストと銀メダリストの違いとは？

～営業マン育成虎の穴シリーズ～

最近、つくづく思うことがあります。

一日の終わりに振り返りをすることが、いかに大切なのかということです。
プライベートでは、日記をつけている人もいるでしょう。
子どもの頃に、何度か日記にチャレンジしたことがありますが、いずれも三日坊主で終わってしまいました。
何とも情けない話しですが、きっと私と同じ経験をした人は多いと思います。

毎年、年末になると、大型書店や文具店に足を運ぶと手帳や日記が所狭しと並んでいますが、日記を書いている人って、どの程度いるのでしょうか？
ひじょうに興味深いところです。

また、ブログを日記代わりに更新している人もいるでしょう。
ただし、日記は人に見られることを前提には書きませんが、ブログは不特定多数の人に見られることを前提としています。
これが、日記とブログの大きな違いです。

日記でも、ブログでも、日々の振り返りを書き続けたり、更新を続ける人は凄いと思います。
問題は、振り返りの中身です。
今日あった出来事を事実として書いている人もいるでしょう。
たとえば、「今日は百貨店に買い物に行った」とか、「お昼は、ラーメンを食べた」とかです。

また、その出来事に対する自分の心の動きを書いている人もいるでしょう。
嬉しかったのか、悔しかったのか、楽しかったのか、悲しかったのかなどです。

仕事では、日報や週報を書いている企業も多いと思います。
これも、様々なやり方があって、特に決まりやルールはありません。

いかにして目標を達成するかというノウハウやメソッドでは必ずといっていい程、毎日、日誌をつけるというものがあります。
理由は簡単で、ＰＤＣＡを回さなければ成長がないからです。

ＰＤＣＡとは、

「Plan（計画)」
「Do（実行）」
「Check（評価）」
「Act（改善）」
のことをいいます。

このＰＤＣＡのサイクルさえ、きちんと回していれば、高確率で目標達成は可能です。
ところが、多くの人は、「Ｐ」と「Ｄ」の繰り返しになっています。
つまり、計画を立て、それを実行して終わりです。
評価も、改善もない状態というわけです。
もちろん、計画ばかり考えて実行にまで至らない人はもっと多くいますが・・・。

ＰＤＣＡの中で、毎日、日報をつけるというプロセスは「Ｃ」と「Ｄ」に当ります。
日報には・・・、

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●良かったこと、悪かったこと

●成果が出たこと、でなかったこと

●気づいたこと

●学んだこと

●ひらめいたアイデア

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など、これを記録することで、明らかに成長できます。

私は約２年程、日報を書き留めています。
私の日報は、ある人が使っているものをそのまま使っています。

一日の終わりに日報を目の前にして、先程紹介した項目を振り返っていきます。
スラスラと書くことができる項目もありますし、まったく書けない項目もありますが、全部埋めようとすると大変なので自然体で臨んでいます。

人材育成の分野の第一人者「原田隆史」さんが、こんなことを言っていました。
「金メダリストは毎日、日誌をつけていた。しかし、銀メダリストはつけていなかった。不思議ですね。」と。
本当に不思議です。