■組織のリスクとは?仕事が集中しませんか?

〜経営戦略虎の巻〜

「仕事は忙しい人に頼め!」という言葉は、よく使われます。
私にも経験がありますが、忙しい人ほどスピーディに対応してくれます。
一方、暇な人に仕事を頼むと、締め切りギリギリなんてことはザラです。
普通に考えると逆なような気がしますが、それは間違いです。


忙しい人は、仕事をとても効率的にやります。
その理由は、大量の仕事をやっているので、
どうしたら効率的に仕事ができるかを工夫して、
どんどん仕事が早くなります。


それに比べて暇な人は、
仕事量が少ないのでマイペースで仕事をします。
ですから、時間がかかります。
丁寧といえば聞こえがいいのですが、
大抵自分に負荷がかからないように、
無理しないペースで仕事をしているだけです。
仕事の質とは、まったく関わりがありません・・・。


そもそも人間の心理から考えると、
暇なお店では買い物をしたくないというのが本音です。
できるならば、忙しいお店で買い物をしたい人の方が多いのが現実です。
そう考えると、やはり忙しい人に仕事が集中してしまいす。
どう転んでも「儲かる人はもっと儲かり、儲からない人はもっと儲からない」
という図式になってしまうのです。


つまり、二極化ということです。


世の中、このような仕組みになっていますが、
儲からない人が儲かる人になるのは至難ですが、
儲かる人が儲からない人に転落するのはいとも簡単です。
 
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長谷川博之の眼★本物の商売を目指すポイント!
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社内に目を向けてみると、
やはり「仕事ができる人に仕事が集中しがち」です。
特に繁忙期になると、仕事ができる人に大量の仕事をやってもらうと、
納期を遅らせることなく納品できます。
当の本人も、自分に仕事が集中して困ることも、
文句を言うこともなく、意外とケロっとしています。


ですが、この状態を放置してしまうと、
仕事は属人的になり、できる人ばかりに仕事が集中して、
仕事ができる人が育たなくなります。
これが、人に仕事が付いている状態です。


結果、この人が会社を辞めると、
仕事が回らなくなります。
これは、会社にとって最大のリスクです。
 
 
 
このような状況を打破するには、
まずは人を育てるという意識を持たなくてはいけません。


どんなに仕事ができる人がいても、
その人はいつまでもいるわけではありません。
明日、交通事故に巻き込まれて、
亡くなる可能性もゼロではありません。

今日はいいけど、明日はどうなるかわかりません・・・。
そういった意味でも、計画的に人材教育をすることが大切です。


次に取り組むことは、
仕事のできる人のスキルを伝えることです。
製造業、特にハンドメイド系では、
スキルを伝えることに苦労します。


コンサルタント業も同じく、
スキルを伝えるのに大変苦労します。
たとえば、クライアントに対するヒヤリングは、
順番に質問をしていけばいいというわけではありません。
これはという時は、突っ込んでヒヤリングします。
ですが、「これはという時って、どうやって判断するのですか?」と聞かれると・・・、
困ってしまいます。


正直なところ長年の勘です。
ここの部分を言葉で伝えられなければ、
スキルを伝えることはできません。
昔のように「見て憶えろ!」では、若い人はついてきません。


最後は、仕事ができない人に、
仕事のできる人の仕事をやってももらうのですが、
スキルをマスターするまでは、ミスが発生することを覚悟してください。
最悪クレームになることもありますが、
組織全体でそれをカバーしなければ、
組織の成長はありません。


今日の結論は、
仕事のできる人ばかりに仕事が集中しないように、
組織最適化を図るのも経営者の仕事ということです。

ビジネスコラム提供者情報

  • コンサルタント:営業
  • 株式会社リンケージM.Iコンサルティング
  • 新潟県新潟市東区大形本町3-1-38-608

【代表取締役・長谷川博之(はせがわ・ひろゆき)プロフィール】 新潟県三条市生まれ、新潟市在住。 高校卒業後、ジャズミュージシャンを目指し上京。その後、広告代理店、量販店などの勤務して、2001年に独立。 新潟県新潟市を中心に …

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