■私と杉山くんの人生を分けたものとは？（株式会社リンケージM.Iコンサルティング）

■私と杉山くんの人生を分けたものとは？

～経営戦略虎の巻～

先日、コンサルティングを終えて車を運転していると、
妻から１通のメールがきました。
「杉山さんという方から電話がありました。
東京時代のギター仲間と言ってました。
明日、新潟に来るらしいです。電話をかけて下さい！」と。

一瞬「杉山？」と思いましたが、
すぐに思い出すことができました。

よく考えてみれば、彼と最後に会ったのは３０年ほど前です。
仕事で新潟に来るんだろうなと思い、
早速電話をかけてみました。
３０年経った杉山くんは、
声色も口調も当時とは変わりありませんでした。

「いやぁ～、久しぶり。元気だった？」と話し始めると、
昔の記憶がどんどん蘇り、３０年間のブランクを埋めるのに、
さして時間はかかりませんでした。

当時、私と杉山くんは武蔵野音楽院でジャズギターを習っていました。
よく一緒に練習をしましたし、セッションもやりました。
また、同じギタリストということでギター談義に花が咲き、
夜中まで話しをしたこともあります。

さて、杉山くんが新潟に来る目的は、
なんとライブのためだったのです。
現在、杉山くんはプロのジャズギタリストとして活躍しており、
明日、新潟のジャズ喫茶「スワン」でライブをやると言うのです。
そして、私のことを思い出したそうです。

「そういえば、新潟に長谷川っていう奴がいたなぁ・・・」と。
ですが、電話番号もわからなければ、
住所もわからなかったとのことです。

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そこで杉山くんは、ネットで私のことを調べたそうです。
検索キーワードは、「新潟ジャズギター長谷川」です。
そうしたところ、見事に弊社のホームページにヒットしたのです。
ホームページには、私のプロフィールも書いてありますし、
顔写真も載っていたので、杉山くんは確信を持ち、
弊社に電話がかかってきたのです。

それにしても、ありがたいことです。

さて私が驚いたことは、
杉山くんがプロのジャズギタリストとして
活躍しているということでした。

武蔵野音楽学院の同級生の中で、
プロとして活躍している人が４～５人いることは知っていましたが、
まさか杉山くんがプロになるとは思ってもいませんでした（ゴメン）。
そして、素直に「すごい！」と思いました。

私は、すぐにプロギタリストの道を諦めた人間です。
ですから杉山くんのように、
諦めずに志を貫徹できる人を目の当たりにすると、
どうしても心が揺さぶられます。
そして、自分のことが恥ずかしくなります。

コンサルタントの福島正伸さんに、
「夢に向かって努力すると１％ずつ実現する確率は高くなっていく。
そして、あきらめずに努力をし続けると
いつか実現をする確率は１００％になっている。」
という言葉があります。

人生、あきらめたらそこでゲームセットです。
当時の私は、なんだかんだとできない理由を並べ、
いそいそと新潟に引き上げてきました。
上京した時は、プロギタリストになることに
誰よりも燃えていたのにです。
しかし、現実は厳しく挫折しました。

杉山くんは、この壁を乗り越えたからこそプロになっているのです。

多くの偉人が、
「あきらめなければ必ず成功する」という言葉を残しています。
若い頃はよくわかりませんでしが、今となってはよくわかります。
そして、「なぜあの時、あきらめてしまったのか？」
と冷静に考えると同時に、
どうしたらあきらめずに努力し続けられるのかを考えてみました。

それは、意思かもしれませんし、
夢への執着かもしれませんし、
責任かもしれません。

そんな時、福島正伸さんの名言に出会いました。
「万策尽きたとき、あきらめないという名案がある。」という言葉です。
いい言葉です。人間の可能性は無限、万策尽きたなんてことはありません。
万策尽きたと思っているのは本人だけで、
側から見たらまだまだ方法は山のようにあるのが現実です。