インナーゲーム（集中力の科学）３（株式会社リアライズ）

インナーゲーム（集中力の科学）３

情熱思考に目覚める時～セルフコーチングのススメ～

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□□　◆インナーゲーム(集中力の科学)３◆

『何が自分を妨げているか』―それは自分に対する過小評価です。

私たちは、まず「私たちの内側には、想像するよりも、はるかに自然で効率的に学び、物事を達成する能力が潜んでいる」ことを信じることです。

私たちは自分の能力について、自分なりに見解や主張をもっています。
つまり、自分はみんなに比べて劣っているとか、平均的だとか、実に素晴らしいと。
この私たちの能力について今一度、その見解や主張が正しいかを考えてみましょう。

実は私たちの肉体の内部では、一日のあらゆる作業に対して驚異的な共同作業が行われているのです。
例えば今、本を読んでいるときも、目はことさら努力をするわけでないのに自然に活字を追いかけ、
過去の記憶のデーターバンクを一瞬に検索しては、視覚から入ってくる活字と照合し、その文字列から「意味」を絞り込んでいます。
この複雑な複数の作業を、まばたきする間に、完璧なタイミングでやってのけているのです。
しかも同時に呼吸し、他の器官も生存のために働き続けています。
筋肉は働きながら、同時に栄養補給を受けています。
そしてなおかつ何億個という細胞が働き続け、再生され、病菌と戦い続けているのです。

この私たちが行っている行為を、もしロボットがするとしたらどうでしょうか。
これだけ科学が発達した近代においても、
またこれからの21世紀がもっと優れたコンピューターを完成しても、私たちが行っている行為の出来るロボットが完成するのにはまだ何十年もかかるでしょう。
おそらく永遠にできないのではないでしょうか。
このように、私たち自身がこの人間の能力の驚異を見過ごし、過小評価しているにすぎないのです。
私たち人間は神経システム、肉体を含め潜在能力の集積体であり、生まれつき内在する内側の能力には、驚かされるばかりなのです。

つまり「人間はすべてのことを達成する能力を生まれつき誰もが備え、実は開発されるのを待っている」のです。

必要なのは、自分の能力発揮を妨げてきた「考えの習慣」から自分を解き放ち、本来の「子供のような心」を取り戻し、自分自身に物事をまかせてやることなのです。

(新インナーゲーム　W.T.ガルウエイ著　後藤新弥訳　日刊スポーツ社から)

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■前回のインナーゲームの１・２で、私たちの心理的内的なゲームで自分を落とし込んでいることを話しました。
では、どうすれば素晴らしい成果をビジネスにおいて、スポーツにおいて達成することができるか。

それには、まず自分の中に
「あらゆることを達成する素晴らしい能力が潜んでいるのだ」
ということを信じることだとガルウエイは言っています。

それは客観的に私たち自身の達成してきたことをを見れば、
人間の能力のすごさというものを見ればそれは分かると。

そんなあなた自身を見ないでなぜ、あなたの今までのわずかな経験という知識でなぜあなたの能力を判断し、
たいしたことはないと裁こうとするのか？あなたのどこにそんな権利があるのかと。

では、その能力をどのようにすれば発揮することができるのか？

前回のメルマガでそれは書きました。

「インナーゲームのプレーヤーは、他のいかなる外側の技術よりも、リラックスした集中状態の大切さを知るようになる。自信の本当の基礎がどこにあるかを発見する。

勝つために鍵が『力まないこと』だと知るだけでなく、それを体で体得するようになる。
勝つぞというギラギラした欲望に燃え上がるのではなく、自分の心が静かに肉体と調和する状態に置こうとする。」と。

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