【企業再生の難しさ】組織の再生は可能か？（株式会社　武内コンサルティング）

【企業再生の難しさ】組織の再生は可能か？

経営数値を整えることはできても組織の再生はできるか？

これが大きな課題のような気がします。

数字を整えてもその後、組織を動かして行かなくてはなりません。当初は、プロのコンサルタントの方の手を借りたとしても、そこから先は社内で活性化させることが大事です。

ところが組織を動かすというのは、書面で書かれたものではないため非常に難しいです。動いているのか、動いていないのか評価しづらいためです。

再生局面で上手く行くところは、組織が動いています。機能しています。組織図どおりに役割を果たしているというだけでなく、組織図を超えた仕事をされています。現状の局面を理解し、皆が協力し合う体制が出来ています。

部署や部門なんて関係なく、目の前の仕事を皆で一緒に片付けている感じです。そうすると今度は一体感が出て来て、数字も良くなって行きます。

後は誰がリーダーシップを取るかです。リーダー不在では組織は動きません。しかし、このリーダーシップを取れる方が不在ということがよくあります。

規模が小さければ社長自らが陣頭指揮に立ってやれば良いですが、従業員数が多い場合、社員の中から誰か出て来て欲しいです。特に、現場でリーダーシップを取れる人です。

逆にリーダーシップを取れる人が不在だったために業績が低迷していたのかもしれません。

さてどうするかです。再生を行いながら人を育てることも大事だと思います。

意図的にリーダーになって欲しい人を教育しながら組織の再生を図ることです。現場を任せることができるリーダーが出て来ない限り、再生は難しいと思います。

数字を整える段階からこのことは計画に入れておいた方が良いです。やはり軌道に乗せるには、組織の動きが一番大切なような気がします。

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