入社式と価値観・想いの共有 【経営MAGAZINE】

春は出会いと別れの季節とも言われ、企業にとっては新たな仲間を迎え入れることが多い時期でもあります。当社でも今年は新たに2名の学卒者を迎え入れました。

近年は、入社式は単に社員を迎え入れ、お祝いをする場ではなく、企業の価値観を改めて皆で共有する為の非常に重要な場となっていることをご存知でしょうか？

有名なところでは、楽天株式会社は入社式の内容全てを英語で進行するそうです。

これは、グローバル社会を勝ち抜くという会社の姿勢を色濃く出した一例と言えます。

他にも、三菱鉛筆株式会社では、「鉛筆けずり入社式」と呼ばれる入社式が行われています。

この取り組みは、社員として深く関わる筆記具への愛着を持ってもらうことを目的に2008年からスタートしたそうです。

また、この取り組みには

“鉛筆は自分で削らないと使えない”同じように、入社してからも努力を怠らず、自分を磨いていってほしい。といった会社のメッセージも含まれています。

日本的経営の三種の神器と呼ばれていた、「終身雇用」「年功制」「企業別組合」が崩壊したと言われる昨今においても、長く会社で働いて欲しい、活躍して欲しいと思う経営者は多いはずです。

しかし、給与や福利厚生面においては、全てを皆が満足するレベルで今後も提供し続けられる企業は少ないことも事実でしょう。

そんな、先の見えない世の中だからこそ、給与や福利厚生、会社のハード面だけではなく、“価値観”で会社と社員を結びつける必要があります。

ちなみに、当社の入社式では、新入社員へのサプライズ企画として、親御さんからの手紙・ビデオレターを用意しています。

※ちなみに、親御さんから頂いたメッセージに対する返事のビデオレターも入社式の中で撮影し、親御さんにお送りしています。

これは、社員個々を大切にする（喜んでもらいたい）という気持ちを形にすると同時に、これから始まる社会人生活で待ち受ける、辛いこと・苦しいことに直面した時の支えにしてもらう意味でも非常に重要な意味を持っています。

GW・お盆・正月など実家に帰省した時に、つい弱音を吐いたとしても、会社の価値観や想いを共有してくれている親御さんがいれば、励ましや、悩み解決の手伝いをしてくれる。これほど、頼りになるサポート体制はないでしょう。

今回ご紹介した内容は、ほんの一部ですが、皆さんの会社でも様々なイベントや企画があると思います。

しかし、ファースト・インパクトの効果は大きいので、仲間を迎え入れるタイミングで自社の価値観を伝えることは非常に重要です。

この部分ができたら、きっと他社にはない自社独自の会社と社員の結びつきが築けるはずです。

答えは一つではありませんので、是非自社に合う方法を模索してみてください。

「いろいろと試してみたいけど、経験が無いから何から取り組んだら良いのか分からない。」

「うちじゃやっても無理」そんなことをお考えの方は、まずはお気軽にシンミドウまでお問合せ（無料相談）ください。

実例を交えて御社に必要な計画や内容など、今回お伝えしきれなかった細かな部分をお伝えさせて頂きます。

【お問合せ】　050-5819-9201　人事・労務担当：松村まで

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