■経営者にとって一番大切なこととは？（株式会社リンケージM.Iコンサルティング）

■経営者にとって一番大切なこととは？

～経営戦略虎の巻～

今年の１月下旬に、
人生初の入院をしました。
入院先は、新潟市民病院です。
確か１月２４日～２７日までだったと
記憶していますが、入院前は、
「暇でしょうがないだろうな・・・」
と予想していました。

そのため、
本を７冊持っていき、
これでなんとか４日間の暇を
乗り切ろうと思っていました。

初日は、
入院の手続き、
施設の説明、
入院生活のルールなどを教えてもらい、
なんとなく時間が過ぎていったというのが
本当のところです。

正直、本を読む余裕がありませんでした。
なんでもそうですが、
初体験というのは慣れないためなのか、
時間が過ぎるのが早いですね。

２日目は、
朝から読書に専念しました。
あれよあれよという間に、
夕方までに４冊ほど読んでしまいました。
さすがにビジネス書を４冊連続で読むと、
飽きてきます。

そこで、
娘が子どもの頃から読んでいるという
絵本を貸してくれたことを思い出し、
読み始めると意外と
おもしろいではありませんか！

絵本など、
まったく読んだことのない私にとって
新鮮な体験でした。

恐らく、
入院でもしなければ、
読む機会がなかったと思います。

３日目も
朝から読書に専念しました。
午後３時までには
３冊を読破してしまいました。

昨日読んだ絵本がおもしろかったこともあり、
ネットで絵本を探すと
無料で読めるものがあったので
それを読みました。

============================================================
長谷川博之の眼★本物の商売を目指すポイント！
============================================================

ということで、
２日で９冊の本を読んだわけですが、
短期集中でこれだけの本を読んだことは
人生初の経験でした。

正直なところ、
買ったはいいが読まずにいた本を
読んだという感じでしたが、
スッキリしました。

さて、私は
「尋常性乾癬（じんじょうせいかんせん）」という病気で
入院しましたが、原因不明ということもあり、
なかなか完治はしません。
病状の良し悪しと
生活の因果関係もつかめていません。

ですから、
食事療法、
西洋医学、
鍼灸などを
ミックスしながら治療していますが、
この病気は気まぐれです。

入院してわかったことがふたつあります。

ひとつは、
「経営者は、健康第一！」ということです。

もうひとつは、
「経営者は、誰にも邪魔されない時間を
確保しなければいけない！」
ということです。

前者は経営者でなくても、
当たり前の話しですが、
弊社のような零細企業は、
私がいなくなると終わりです。

従業員が１０人以下の企業は、
経営者がいなくなると
緊急事態に陥ります。

ですから、
どんなに小さな企業でも
右腕を育てることと、
仕事を細分化して
どんどん部下に振ることです。

弊社の課題でもあります。

そして、
経営者自身も健康管理を
しっかりしなくてはいけません。
経営者がいなくなると、
もしかしたら従業員とその家族の生活が
脅かされるのです。

そう考えると、
健康管理は経営者の重要な課題です。
体力づくりを行っている経営者もいます。
スポーツクラブ、ジョギング、
ゴルフなどが代表的なものです。

後者の誰にも邪魔されない時間を確保するとは、
経営戦略を考えるためです。
小さな会社の経営者は
あらゆる雑務を兼ねている場合がほとんどです。
経理、総務、教育、営業、商品開発、現場などです。
これでは、肝心の社長業ができない
というのが本当のところです。

社長業ができないということは、
３年後、５年後など将来の方向性も
策定できないということです。

これでは、
健康を害するのと同じく、
従業員とその家族の生活を
脅かすことになります。

このように、
経営者の仕事として一番大切なのは、

「健康管理」と「時間管理」が
一番重要なことなのかもしれないと、
最近つくづく思うようになりました。