遅刻をした場合の残業手当の支払い（うさみ労務管理事務所）

遅刻をした場合の残業手当の支払い

遅刻をした場合の残業手当の支払いはどうしたらいいのか？

遅刻をした場合の残業手当の支払い

■新年度が始まり2週間が経ちました。

　新入社員も大分仕事に慣れてきた頃かと思います。

　中には急に遅刻が多くなってきた

　社員がいるかも知れません。

　そこで今回は「遅刻してきた場合の残業手当」

　について解説します。

■仕事に慣れてくるにつれて

　今までは時間通りに出勤していたのが

　遅刻をしてくる社員が出て来たりします。

　1時間遅刻をして来て

　帰りは終業時間より1時間残業をして退社した場合

　終業時間以降に働いた時間について

　割増賃金の支払をしていた会社がありました。

　当然1時間遅刻した分については

　1時間賃金を控除し

　1時間残業した分について

　残業手当1時間分を支払っていました。

■こういった取り扱いをするなら

　極端な例を挙げると

　遅刻をして来て

　終業時間以後に働いたほうが

　0.25分給料が多くなることになります。

　これでは定時に出勤をしてくる社員が

　いなくなってしまいます。

■労働基準法ではどう規定をしているかというと

　1日について実労8時間を超えた場合に

　残業手当の支払い義務を課しています。

　と言うことは

　1時間遅刻をしてきた社員に対して

　実際に8時間を超えて働いた場合に

　残業手当を支払えば良いことになります。

■かと言って1時間の遅刻たいして

　何もしなくていいことではありません。

　就業規則に基づいて懲戒処分をしたり

　毎日遅刻をしてくるようなら

　何か他に原因があるのかも知れません。

　見逃していると

　取り返しのつかないことになるかも知れません。

　個人面談などをして早めに手を打つことが必要です。

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