人事管理とは何か、管理部門の役割とは何か

狙いは「人材の育成・職場の活性化・業績の向上」

人事管理とは何か、管理部門の役割とは何か
  
前回は、人事管理の本質についてご紹介しました。
今回は、これらの人事管理の本質を具現化する「人事管理業務」とは
どのような業務なのか、更に「管理部門の役割とは何か」について
ご紹介します。
  
まず、企業経営上の関連性を踏まえて整理しますと下記のとおりです。
  
〜桓匏弍沈鑪〜目標設定と施策作りの6つの視点
 
        (営業構造改善・商品力強化・人材能力向上)
        (組織構造改善・組織風土改善・財務体質改善)

  
管理部門(人事・総務・経理など社内管理スタッフ部門)の方針・目標
 

  
人事管理関連業務(ルーチン業務と戦略業務)
  
   ◎採用、◎異動配置、◎教育訓練、◎評価、◎報酬管理、
   ◎昇進・昇格、◎就業管理、◎残業管理、◎福利厚生、
   ◎環境整備、◎労働安全衛生・・・など
  

  
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ド床繊κ鷭轡轡好謄爐寮鞍と運用
  

  
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   ◎目的意識
   ◎モチベーション
   ◎能力開発
   ◎仕事の品質向上
   ◎担当職務の拡大と充実(レベルアップ)
   ◎組織の活性化
   ↓
   ◎より高度な部門方針・目標設定
   ◎会社の付加価値向上に向けた基盤整備
   ◎全社経営戦略のレベルアップ
  
  
補足説明として・・・
  
・人事管理に属する業務は様々ですが、最終的には会社戦略の実現に寄与する
 ことが目的です。
  
・従って、全社の短期・中期の経営戦略の元、当該部門としての方針・目標を
 明確にし施策レベルまでに落とし込むことが前提となります。
  
・ちなみに、人事管理関連の業務は上述した通り様々な業務がありますが、
 これらの業務を全社の管理部門業務として捉えた場合、その関連業務である
 総務・法務・財務・経理などとの連動により、会社戦略の実現に向けた
 「管理」活動を実践していく必要があります。
  
・そして、これらの業務は当該部門の方針・目標とリンクさせることが必要で
 あり、例え、ルーチン業務と言えどもその目的を個々の社員は自覚し、日々
 の業務改善・改革により、業務の品質を高めていかなくてはなりません。
  
・また、ルーチン業務の確実な遂行もさることながら、これらの業務の戦略的
 な整備や開発が必要です。
  
・社内外の環境変化や会社戦略に適応した仕組みやシステムの整備・開発に
 主体的に取り組むことで、上述した人事管理の4つの役割のレベルアップ、
 更には様々な会社リスクの防止につながります。
  
・そして、これらの業務を効果的・効率的に実施するためのサポートシステム
 として、「評価・報酬システム」があります。
  
・但し、サポートシステムと言っても、人材育成(スキルとモチベーション)
 や付加価値(数値目標)の獲得に向けて大変重要であり、人事管理の肝とな
 るシステムです。
  
・これらの、「部門方針・目標⇒人事管理業務の遂行⇒評価・報酬システムの
 運用」を適切に回すことで、全社(又は管理部門)目標のレベルアップ、
 人材育成や付加価値獲得といった、全社的な「善の循環」が実現するのです。
  
  
それでは次に、管理部門の役割とは何でしょうか。
  
管理部門は直接付加価値を稼ぎ出す部門ではありませんが、人・資産・資金の
効果的な運用・管理を通じて、付加価値獲得部門(営業部門など)を支援した
り、会社の成長発展を阻害する様々なリスクを予防する部門です。
  
また、管理部門の業務には、前述した人事管理業務の他に、総務、株式、文書
管理、稟議、印章、資産、購買、庶務、対外関係、企業法務、財務(債権債務、
入出金管理、資金の調達運用、経費管理など)、経理(月次・期末決算、監査
対応、税務計算・申告など)・・・など様々です。
  
このような年次・月次・週次・デイリーのルーチン業務の正確性・迅速性、
効率性(改善・改革)はもちろんですが、これらの業務を戦略的に整備・開発
することで、人・資産・資金といった観点から新たな付加価値獲得に向けた
基盤を整備するといった役割も求められます。
  
もし今、あなたの会社が、人材育成や会社業績に関して特に問題はなく、組織
風土も好ましい状態が保たれ、そして、優秀な人材の確保や採用後の動機付け
の仕組みが機能しているとしても・・・
  
会社はいろんな意味において成長発展が義務付けられており、変化に対応した
社内管理体制作りや仕組みの導入、更には、既存業務の見直し、あるいは戦略
的な業務の開発が必要となります。
 
そして、これらの改善・改革は、トップの強力なリーダーシップは言うまでも
ありませんが、実行部隊として企画・立案や指揮・実行を担当する「管理部門」
の強化が必要となります。
  
管理部門の業務は全社に共通的に影響を及ぼす業務がほとんどですので、管理
部門としての主体性を大いに発揮する必要があります。
  
また、他部門固有の体制・仕組み・業務は、当該部門の責任の元に改善改革を
実行すべきでしょうが、これとて管理部門としてのサポートが必要です。
  
管理部門の業務と人材の弛まぬ進化は、会社の成長発展の肝なのではないで
しょうか。
  
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ビジネスコラム提供者情報

  • コンサルタント:人事・組織
  • サントウ経営事務所
  • 千葉県柏市亀甲台町1−19−9

【代表者プロフィール】 ◆山藤茂。経営コンサルタント。中小企業診断士。 ◆「人事制度と儲かる仕組み」実践会・「タイムマネジメント」研究会を主宰。 ◆?日立製作所(人事勤労部門)に14年在籍しH3年に独立。 ◆近年は、「人材育成と儲か …

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